アクションカメラ市場に、まさに「革命」と呼ぶべき一台「DJI Osmo Action 6」がリリースされました。
前モデルのOsmo Action 5 Pro(以下、Action 5)とは別次元の進化を遂げており、表現の幅を大きく広げています。
本記事では、中国で先行発売された商品レビューを参考にして、進化点をまとめています。
おるやま詳細は、実機を手に入れて再レビューしますが、事前情報でもかなり高いパフォーマンスであることが明らかになっていますよ!
新旧のDJI Osmo Action 6 vs 5 Proについて、スペック比較一覧を下記にまとめていますので、参考にしてください。
DJI Osmo Action 6 vs 5 Pro
スペック比較
| ブランド 商品名 | ![]() ![]() DJI Osmo Action 6 | ![]() ![]() DJI Osmo Action 5 Pro |
| ポイント | 可変絞りレンズ搭載 センサーの大型化 表現の幅が劇的進化 | 暗所に強い4K 水深20m対応 価格が低め |
| センサーサイズ | 1/1.1 | 1/1.3 |
| F 絞り | 可変 2.0-4.0 | 固定 F2.6 |
| 動画 最高画質 | 4K120fps | 4K120fps |
| HDR動画 | 4K60fps フリックロッピングモード | 4K60fps |
| 写真 最高画質 | 3800万画素 | 4000万画素 |
| 最大画角 | 155度 | 155度 |
| 別売レンズ | マクロ 超広角 | 記載なし |
| 最大カラービット | 10bit D-Log M | 10bit D-Log M |
| 撮影モード | 4Kタイムラプス スターラプス タイムワープ スローモーション | 4Kタイムラプス スターラプス タイムワープ スローモーション |
| 手ブレ補正 (水平補正画質) | 3.0/3.0+ (4K 水平補正) | 3.0/3.0+ (2.7K 水平補正) |
| 低照度撮影 | スーパーナイトモード | スーパーナイトモード |
| デジタルズーム | 2倍 画質劣化なし | 2倍 画質劣化あり |
| バッテリー性能 | 1950mAh | 1950mAh |
| 連続撮影時間 ※公称値 | 約145分(4K30fps) 約240分(1080p24fps) | 約149分(4K30fps) 約240分(1080p24fps) |
| 熱耐性 | 強い | 強い |
| 急速充電時間 | 約53分→100% | 53分→100% |
| ストレージ | 内蔵;50GB SDカード | 内蔵;47GB SDカード |
| 防水性 | 20m | 20m |
| 環境動作温度 | -20℃〜45℃ | -20℃〜45℃ |
| ディスプレイ | デュアルフルカラー スクリーン | デュアルフルカラー スクリーン |
| 遠隔操作 | ジェスチャー操作 音声操作 | 音声操作 |
| アプリ性能 動画編集 | 自動編集あり | 自動編集あり |
| マウントシステム | 磁気マウント | 磁気マウント |
| 重さ(約) | 149g | 146g |
| サイズ(約) | 73 × 47 × 33 mm | 71 × 44 × 33㎜ |
| 価格 | 61,270円 | 45,000円 |
| 公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
本記事では、私が実際にAction 6を使ってみて、Osmo Action 5 Proから特に「劇的に進化した」と感じた10項目を、先行レビューとして詳しく解説します。
\業界初!可変絞りと大型センサーで新たな表現力が実現!/
DJI Osmo Action 6 外観・デザイン


DJI Osmo Action 6の外観・デザインは、シンプルで前モデルOsmo Action 5 Proより一回り大きくなり、レンズもやや大型化しています。


ボタンは、上部にシャッターボタン、サイドに電源・メニューボタンがあり、その下にUSB端子用の蓋があります。




もう一方の側面には、バッテリーとSDカード挿入口がついており、完全防水のロック機構が採用されています。
前後にOELDタッチパネルのディスプレイを搭載しており、使いやすさは前モデルを受け継ぐ形になっていました。


マウントの形状は、従来のOsmo Action 5 Proと共用できるのは、嬉しいポイントです。
DJI Osmo Action 6の初回セットは、「通常版」と「コンボ」の2種類がラインナップされています。
同梱物の比較
| 写真 セット名 | ![]() ![]() DJI Osmo Action 6 通常版 | ![]() ![]() DJI Osmo Action 6 コンボ |
| 同梱物 | カメラ本体 バッテリー×1 リリースマウント×1 接着式カーブベース 止めネジ USBケーブル 取説 | カメラ本体 バッテリー×2 リリースマウント×2 止めネジ×2 充電台 自撮り棒 USBケーブル 取説 |
| 参考価格 (税込) | 61,270円 | 70,520円 |
| Amazon | 詳細を見る | 詳細を見る |
\業界初!可変絞りと大型センサーで新たな表現力が実現!/
DJI Osmo Action 6 の進化点 10選
アクションカメラに可変絞り(F2.0~F4)を搭載


DJI Osmo Action 6は、アクションカメラ業界初の「可変絞り(F2〜F4)」を採用し、表現の幅を大きく広げました。
従来のアクションカメラは、絞りが固定されていたため、明るさ調整にはNDフィルターや感度調整のみで対応していましたが、Osmo Action 6では撮影に適したF値へと手軽に調整できます。
F値を変更できるメリット
- F2.0の恩恵(低照度で実感): 光を多く取り込めるため、夜景や暗い室内での撮影性能が有利に働きます。
- F4.0の恩恵(接近撮影が可能に): 接近した映像もボケることなる最短20cmまで寄った映像を撮影できます。



可変部品が増えたことで耐久性に懸念は残りますが、簡単に壊れるものをDJIが出すとは思えないので、安心感はあります
長期使用でレビューしていきますね
大型スクエアセンサー 1/1.1インチで搭載


DJI Osmo Action 6は、Action 5からセンサーサイズが約40%も大きい「1/1.1インチのスクエア(正方形)センサー」を搭載し、縦横の動画を同時に撮影でるので、編集作業が大幅に楽になりました。
Action 5では、縦動画(9:16)を撮るにはカメラを物理的に縦にするか、横動画(16:9)を撮影後にトリミング(画質劣化)する必要がありました。
しかし、Action 6なら、3840 x 3840ピクセルのスクエアセンサーで一度撮影するだけで、あとからYouTube用の横動画(16:9)も、TikTok用の縦動画(9:16)も、画質を一切損なわずに(ロスレス4Kで)自由に切り出せます。
様々な媒体で発信したい人にとっては、編集作業が大幅に楽になり、きれいな画質を維持できるのは最大のメリットです。



「撮り直し」や「撮り漏れ」のストレスから解放される、革命的な進化ですね!
\業界初!可変絞りと大型センサーで新たな表現力が実現!/
アクションカメラで「マクロ撮影」が可能に
Osmo Action 5 Proの最短撮影距離35cmでは難しかった「接写」が、Action 6ではF4.0に絞るだけで最短20cmまで寄れるようになりました。
さらに、別売レンズ「モーションフォーカスリング」を使えば、最短11cmまでのマクロ撮影に対応。
別売りの専用マクロレンズを試したところ、カメラが自動でレンズを認識してくれるのも使いやすさへのこだわりを感じます。
F2.0の明るさとマクロの組み合わせで、背景が美しくボケた、シャープな被写体を捉えられるようになり、表現の幅が大幅に向上しています。
低照度性能と「Supernightモード」の飛躍的向上


DJI Osmo Action 6のセンサーの横の長さは、Osmo Action 5とほぼ同等ですが、F2.0の絞りと進化した「Supernightモード」の組み合わせで、夜間映像をより鮮明に捉えます。
新しいSupernightモードでは、ISO感度が最大51,200まで引き上げられ、Action 5とは比較にならないほど明るく、かつ自然なホワイトバランスで夜間撮影が可能になりました。
ロスレス2倍ズーム(画質劣化なし)
Action 5では、画質が荒れるデジタルズームを採用していましたが、Action 6は大型センサーの中央部をクロップすることで、画質劣化のない「ロスレス2倍ズーム」を実現しています。



Action 5よりもグッと被写体に寄った高品質な映像が撮れるようになったのも表現の自由度を向上させた嬉しい進化点ですね
強力な手ブレ補正
DJI Osmo Action 6は、新しいセンサーの広い領域を活かし、手ブレ補正「Rock Steady 3.0 Plus」がさらに強化されました。
補正に使えるバッファ領域が増え、より激しい振動を抑え込みます。また、水平維持「Horizon Steady」も最大45°まで対応し、どんなに傾いても映像は水平を保ち続けます。
「フィルムトーン」で「撮って出し」が美しい
DJI Osmo Action 6のカラー設定には、「フィルムトーン」オプションが追加されました。
ノーマル10ビットモードでこれをオンにすると、編集(色補正)なしでも映画のような美しい色彩の映像が手に入ります。
デュアルDJIマイク対応


DJI Osmo Action 6は、レシーバーなしで、DJIワイヤレスマイクを2台同時に直接ペアリングできるようになりました。
これにより、撮影者と被写体、あるいは音声と環境音を、高音質で同時に録音できます。
内蔵ストレージが50GBに拡大


DJI Osmo Action 6のストレージは、50GBの内蔵ストレージが搭載されています。
「SDカードを忘れた!」という絶望的な状況でも、安心して撮影を続行でき、本当に心強い機能です。
接続と充電の利便性向上
DJI Osmo Action 6の急速充電ポートが双方向磁気接続になり、着脱がさらに便利になりました。
USBC PD 3.0急速充電により、約52分でフル充電が可能です。
また、Wi-Fi 6対応でワイヤレスのデータ転送も高速化しており、撮影後のワークフローも快適でした。
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【スペック比較】DJI・Insta360・GoPro アクションカメラ
アクションカメラ大手3ブランド(DJI・Insta360・GoPro)とのスペック比較を一覧表にまとめたので、参考にしてください。
人気のアクションカメラ 比較一覧
| カメラ | 発売日 | カメラの種類 | ポイント | 登山での おすすめ度 | センサーサイズ | 最大 映像性能 | 最大 写真解像度 | F絞り | 別売レンズ | 耐久性 防水性 | バッテリー容量 撮影時間 | 熱耐性 | 操作性 | 遠隔操作 | ストレージ | 価格 | サイト内を移動 |
![]() ![]() 【NEW】 DJI Osmo Action 6 | 2025年11月18日 | 広角カメラ | 可変絞り搭載 センサー最大クラス コスパがすごい | (5.0 / 5.0) | 1/1.1 | 4K120fps | 3800万画素 | 可変式 F2.0-4.0 | マクロ シネマティック | 水深20m | 1950mAh 約150分(4K) | とても強い | シンプル マグネットマウント 正面ディスプレイ | ジェスチャー 音声(英語) | 内蔵50GB SDカード | 61,270円 | Amazonを見る |
![]() ![]() Insta360 GO Ultra | 2025年8月21日 | 広角カメラ | きれいな4K映像 夜間に強い 極小カメラ | (4.5 / 5.0) | 1/1.28 | 4K60fps 2.7K120fps | 5000万画素 | 固定 F2.85 | NDフィルター | 単体:水深10m ポッド:IPx4 | 単体: 500mAh ポッド: 1450mAh 約140分(4K) | 強い | フリップモニター マグネットマウント 豊富な撮影モード | ジェスチャー 音声(日本語) | SDカード | 64,800円 ※SDカード 公式限定特典 | 詳細を見る |
Insta360 Ace Pro 2 | 2024年10月22日 | 広角カメラ | 8Kの超高画質 長時間撮影に強い 操作しやすい | (5.0 / 5.0) | 1/1.3 | 8K30fps 4K120fps | 5000万画素 | 固定 F2.6 | シネマティック ブラックミスト NDフィルター | 水深12m | 1800mAh 約112分(4K) | とても強い | フリップモニター マグネットマウント 豊富な撮影モード | ジェスチャー 音声(日本語) | SDカード | 64,800円 ※自撮り棒 公式限定特典 | 詳細を見る |
![]() ![]() DJI Osmo Action 5 Pro | 広角カメラ | 暗所に強い4K 水深20m対応 価格が低め | (4.5 / 5.0) | 1/1.3 | 4K120fps | 4000万画素 | 固定 F2.8 | 特になし | 水深20m | 1950mAh 約150分(4K) | とても強い | シンプル マグネットマウント 正面ディスプレイ | 音声(英語) | 内蔵47GB SDカード | 45,000円 | Amazonを見る | |
GoPro HERO 13 Black | 2024年9月11日 | 広角カメラ | 5.3Kの高画質 レンズ交換が可能 高いブランド力 | (3.5 / 5.0) | 1/1.9 | 5.3K60fps 4K120fps | 2700万画素 | 固定 F2.5 | マクロ 超広角 アナモフィック | 水深10m | 1900mAh 約90分(5.3K) | 弱い | シンプル | 音声(日本語) | SDカード | 68,800円 | 詳細を見る |
DJI Osmo Action 6は、絞り機能とレンズのラインナップで幅広い撮影表現ができるようになり、他のカメラから一線を超えた印象があります。
従来のアクションカメラだけでは物足りないと感じる方、夜間や接写撮影など幅広いシチュエーションで撮影したい方は、DJI Osmo Action 6がおすすめできます。
一方で、色彩豊かな映像を好む方は、Insta360 Ace Pro 2やGO Ultraがおすすめできます。
\業界初!可変絞りと大型センサーで新たな表現力が実現!/
新たな表現を追求するなら、Osmo Action 6はおすすめ!
DJI Osmo Action 6は、クリエイターが本当に欲しかった機能を真正面から実現してきた「劇的な進化」モデルです。
特に、可変絞りと大型スクエアセンサーが可能にする「ロスレスなマルチプラットフォーム撮影」は、動画クリエイターの時間と労力を大幅に節約してくれる計り知れないメリットがあります。
もしOsmo Action 5 Proユーザーで、夜間撮影性能やマクロ撮影、縦横比の柔軟性に不満を感じているなら、Action 6へのアップグレードは「強く推奨する」というのが私の結論です。
DJI Osmo Action 6は、大型センサーと可変絞り、ロスレスクロップの自由度を得たことで、用途に合わせてレンズを瞬時に交換できるプロ用のマルチツールに進化したました。



DJI Osmo Action 6を使って、アクションカメラの表現の自由をさらに広げてみてください!
\業界初!可変絞りと大型センサーで新たな表現力が実現!/





















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