GoPro 13と12は何が変わった?
GoPro 13は必要か?
登山でおすすめのアクションカメラは?
この記事はこのような人に向けて書いています。
2024年9月10日、アクションカメラの代名詞であるGoProから、GoPro HERO 13 Black の発売が発表されました。
GoPro 11から大幅な進化が見られなかった前モデルのGoPro 12と比べて、どのような進化があったのか気になっている人も多いと思います。
本記事では、GoPro 13とGoPro 12のスペックを徹底的に比較し、進化点や気になるポイントを徹底レビューしました。
結論:待ちに待った「熱暴走の耐性」が改善したことで完成度が向上している!
追加レンズやマグネット式マウント採用で使いやすさも良くなりました。
「GoPro 13の購入を検討している人や買い替えを迷っている人」は、ぜひ最後まで読んでください。
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\熱暴走の耐性を実現した最新モデル GoPro 13/
GoPro 13 vs GoPro 12 スペック比較
GoPro 13とGoPro 12の性能比較を一覧表にまとめました。
サイズ感や動画性能は進化がありませんでしたが、連続撮影による熱暴走の耐性や追加レンズによる撮影スタイルの多様化により満足度が大幅に向上しました。
GoPro 性較比較
ブランド・写真 | GoPro HERO 13 Black | GoPro HERO 12 Black |
発売時期 | 2024年9月10日 | 2023年9月6日 |
本体価格(税込) | 69,800円 | 63,800円 |
最大動画解像度 | 5.3K 60fps(16:9) 5.3K 30fps (8:7) | 5.3K 60fps(16:9) 5.3K 30fps (8:7) |
HDR撮影 | あり | あり |
手振れ補正 | HyperSmooth 6.0 | HyperSmooth 6.0 |
センサーサイズ | 1/1.9 | 1/1.9 |
デジタルレンズ | Hyper View Super View 広角 リニア リニア+水平ロック | Hyper View Super View 広角 リニア リニア+水平ロック |
追加レンズ | ・マイクロレンズモッド ・超広角レンズモッド(177度) ・アナモフィックレンズモッド ・NDフィルター 4枚 | ・MAXレンズモジュラー2.0 (超広角レンズ 177度) |
写真解像度 | 2700万画素 | 2700万画素 |
スタートレイル | あり | あり |
バッテリー | 1900mAh | 1720mAh |
連続撮影時間 ※室内実験 25℃ | 90分 5.3K30fps | 27分 5.3K30fps |
熱暴走の耐性 | 強い | 弱い |
急速充電 | なし | なし |
充電時間 | 約1~2時間 | 約1~2時間 |
防水性能 | 10m ケースあり60m | 10m ケースあり60m |
動作温度 | -10~35℃ | -10~35℃ |
マウントシステム | 磁気マウント | 1.4インチネジ穴マウント |
音声制御 | あり | あり |
サイズ(約) | W72×L52×H39 mm | W72×L51×H34 mm |
重さ | 154g | 154g |
ディスプレイサイズ | 背面:2.27インチ 全面:1.4インチ | 背面:2.27インチ 全面:1.4インチ |
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GoPro 11からGoPro12への進化は、マイナー機能の追加程度でがっかりした人も多いと思いますが、この「GoPro 13」はついに期待通りの完成度になりました。
GoPro 13は期待されていた進化を成し遂げて、ようやく多くのGoProファンの満足度を高めてくれますね
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GoPro 13の進化点
GoPro 13は従来モデルから以下の進化を遂げています。
バッテリー持ち時間と熱暴走耐性の向上
GoPro HERO 13 Blackではバッテリー性能が大幅に向上し、GoPro 12に比べて長時間の撮影が可能になりました。
さらに、熱暴走耐性も強化されており、高画質撮影時でも熱停止しなくなっています。
長時間の撮影でも安心して使用できる点が、特にアウトドアやスポーツ撮影において重要な進化ポイントです。
連続撮影時間
GoPro 13 | GoPro 12 | Ace Pro | DJI Osmo Action 4 | |
バッテリー容量 | 1900mAh | 1720mAh | 1650mAh | 1770mAh |
動作時間 ※公称値(室内実験にて) | 90分 (5.3K30fps) | 90分 (5.3K30fps) | 100分 (4K30fps) | 80分 (4K60fps) |
連続撮影時間 (4K30fps) | 約90分 (バッテリー切れ) | 36分 (熱暴走) | 約90分 (バッテリー切れ) | 約75分 (バッテリー切れ) |
GoPro 13は、レンズ下にヒートシンクが搭載されたことで大幅に改善されました。
追加レンズで撮影スタイルが多様化
GoPro 13は、新たに追加レンズが複数リリースされたことにより、ユーザーの撮影スタイルに合わせてカスタマイズできるメリットがあります。
今回リリースされたレンズの種類
撮影モード | レンズの特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
マイクロレンズ | 最大4倍のクローズアップ撮影 ピント調整範囲:11~75cm カメラが自動で設定調整 クリエイティブな表現の幅を広げる | 詳細を見る |
超広角レンズ | 視野角177°広角撮影が可能 より広い範囲を捉え、ダイナミックな映像表現に適している | 詳細を見る |
アナモフィックレンズ | 映画で使用される21:9アスペクト比で撮影可能 シネマティックな映像表現を実現 | 詳細を見る |
スマートモーションプラー NDフィルター4枚パック | ND4/8/16/32の4種類のフィルターセット 照明条件に合わせて付け替え可能 ドラマチックなモーションブラー効果を生み出す | 詳細を見る |
マクロレンズ
GoPro HERO13 Black用マクロレンズモッドは、クローズアップ撮影の世界を開く革新的な追加レンズです。
標準レンズと比較して最大4倍の接写能力を持ち、11〜75cmの範囲で鮮明なピント合わせが可能です。
カメラが自動で最適な設定を調整するため、初心者でも簡単に美しいマクロ撮影が楽しめます。
小さな被写体の細部や質感を捉えたい時に最適で、自然写真や製品撮影など、クリエイティブな表現の幅を大きく広げられますよ
超広角レンズ
GoPro HERO13 Black用超広角レンズモッドは、驚異の177°視野角を実現する追加レンズです。
超広角レンズを使用することで、標準レンズでは捉えきれない広大な風景や迫力のあるアクションシーンを余すことなく撮影できます。
特に、登山風景やアウトドアスポーツなど、広い範囲を一度に収めたい場面で真価を発揮します。
GoProの特徴である耐久性と防水性能はそのままに、より臨場感あふれるダイナミックな映像表現が可能になりますよ
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アナモフィックレンズ
GoPro HERO13 Black用アナモフィックレンズモッドは、プロフェッショナルな映画制作で使用される21:9のワイドスクリーンアスペクト比を実現します。
このレンズを使用することで、通常のGoPro映像とは一線を画すシネマティックな映像表現が可能です。
横方向に圧縮された映像を撮影し、後処理で引き伸ばすことで、独特の映画的な雰囲気を演出できます。
2025年の発売が予定されており、映像クリエイターの間で高い注目を集めていますよ
スマートモーションプラーNDフィルター4枚パック
GoPro HERO13 Black用スマートモーションブラーNDフィルター4枚パックは、ND4・8・16・32の4種類のフィルターをセットにした追加レンズです。
これらのフィルターを使用することで、明るい環境下でもシャッタースピードを遅くし、ドラマチックなモーションブラー効果を生み出せます。
動きのある被写体に残像を付けることで、躍動感や速度感を強調し、より印象的な映像表現が可能です。
マグネット式クイッククリップ 採用
他ブランドではすでに通常搭載されていたマグネット式クイッククリップが、ついにGoProで採用されました。
カメラとアクセサリーの装着と取り外しが、よりスムーズになり、撮影時のストレスを軽減してくれます。
さまざまなシーンに合わせてアクセサリーの取り回しが簡単になります。
給電ケーブルでの撮影が可能
GoPro 13では、カメラ側面にマグネット式端子があり、カバーを開けずに給電ケーブルを装着できるので、大容量バッテリーを使用しながら長時間撮影ができます。
特に、連続したライブストリーミングやイベントの撮影に最適です。
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GoPro 13 の気になる点
動画性能に変更なし
GoPro 13のセンサーサイズは1/1.9インチと旧モデルから進化はありませんが、日中の明るい環境では十分きれいな映像を残せます。
他ブランドのアクションカメラでは、1/1.3インチセンサーが搭載されているモデルがあり、映像のディティールや暗所での撮影性能においてはやや物足りないと感じるかもしれません。
各ブランドのセンサーサイズと映像性能
GoPro 13 | GoPro 12 | Insta360 Ace Pro | DJI Osmo Action 4 | |
---|---|---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.9 | 1/1.9 | 1/1.3 | 1/1.3 |
動画 最高解像度 | 5.3K30fps | 5.3K30fps | 4K120fps 8K24fps | 4K120fps |
写真 最高解像度 | 27MP | 27MP | 48MP | 12MP |
樹林帯での撮影では、少し映像にムラができたり、暗がりには弱い印象があります。
山頂や展望の開けた場所や動きが少なければ、十分きれいな映像を撮影できます。
急速充電は非対応
GoPro 13は急速充電機能に対応していないため、フル充電に約1.5時間かかる点が気になります。
ただし、他ブランドのアクションカメラと比べると、完全充電までの時間はやや長くなります。
各ブランドカメラの充電時間比較一覧
GoPro 13 | GoPro 12 | Insta360 Ace Pro | DJI Osmo Action 4 | |
---|---|---|---|---|
バッテリー容量 | 1900mAh | 1720mAh | 1650mAh | 1770mAh |
急速充電対応 | なし | なし | あり | あり |
充電時間 | 記載なし | 約1~1.5時間 | 22分→80% 46分→100% | 51分→100% |
連続撮影時間 ※公称値 | 90分 (5.3K30fps) | 90分 (5.3K30fps) | 100分 (4K30fps) | 86分 (4K60fps) |
バッテリー容量が大きくなり、撮影時間が延びたため、長時間の撮影をするなら予備バッテリーを準備しておくことが重要です。
フロントスクリーンのタッチ操作ができない
GoPro 13はフロントスクリーンのタッチ操作が可能になりましたが、DJIやInsta360などの競合製品と比較すると、まだユーザーインターフェースの面では改善の余地があります。
特に、GoProを超える勢いで人気を集めているInsta360 Ace Proは、フリップ方式のスクリーンを搭載しており、自撮りの際も操作しやすい特徴があります。
GoPro 13 おすすめできる人・できない人
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
---|---|
よりクリエイティブな映像撮影を求める人 長時間の連続動画撮影をしたい人 明るい環境で撮影する人 最新モデルを使いたい人 | シンプルな映像撮影を求める人 低照度環境で撮影する人 コストを意識する人 高い映像性能を求める人 |
おすすめできる人
よりクリエイティブな映像撮影を求める人
長時間の連続動画撮影をしたい人
明るい環境で撮影する人
最新モデルを使いたい人
GoPro 13は、新しい4つの追加レンズを使用できるようになり、シーンに合わせてよりクリエイティブな映像を残せるようになりました。
長年、アクションカメラの課題でもあった熱暴走の耐性が向上して、長時間の連続撮影ができるようになり多様な撮影スタイルに対応できます。
センサーサイズは、1/1.9とGoPro12と変化はありませんでしたが、晴れの明るい環境では10-bitカラーで色彩豊かな映像を残せます。
GoProの最新モデルが使いたい人には、GoPro 13は満足度の高い仕上がりになっているので、おすすめできますよ
おすすめできない人
シンプルな映像撮影を求める人
低照度環境で撮影する人
高い映像性能を求める人
コストを意識する人
シンプルに従来通りの映像撮影をするなら、GoPro 11以降のモデルであれば買い替えは特に買い替える必要はなさそうです。
センサーサイズは1/1.9とたブランドのカメラよりも小さいため、低照度環境下での撮影は少し苦手としている点は留意が必要です。
最新モデルは価格が従来よりも約1万円高くなるため、コストを重視するならGoPro 11以降の旧モデルを購入するのも選択肢になります。
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いま購入するならどこがおすすめ?
GoPro 13をいま購入するなら、楽天市場がもっともおすすめです。
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楽天市場を利用していない人は、普段使い慣れているECショップで購入するのがスムーズに手に入れられる方法です。
各ECショップの価格比較表を一覧にまとめていますので、ぜひチェックしてください。
GoPro 13 ECショップ価格比較
Amazon | 楽天市場 | Yahooショッピング | |
---|---|---|---|
参考価格(税込) | 69,800円 | 68,800円 | 69,800円 |
割引後の実質価格 | 69,102円 | 65,673円 | 66,310円 |
ポイント還元/付属品 | +698pt | +3,127pt | +3,490pt |
ポイント還元率 無料特典 | 1% | 5% キャンペーンにより異なる | 1.5% キャンペーンにより異なる |
ECショップへ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
GoPro 12 ECショップ比較(タップして開く)
【性能比較】人気のアクションカメラ
アクションカメラの王座に君臨してきたGoProですが、強力なライバルの出現でその地位を脅かされているのが現状です。
アクションカメラの性能を比較してみましたので、ぜひ参考にしてください。
人気のアクションカメラ 性能比較
ブランド・写真 | GoPro HERO 13 Black | Insta360 Ace Pro | DJI Osmo Action 4 |
発売時期 | 2024年9月10日 | 2023年11月21日 | 2023/8/3 |
本体価格(税込み) | 69,800円 | 67,800円 | 58300円 |
最大 動画解像度 | 5.3K 60fps(16:9) 4K120fps | 8K24fps 4K120fps | 4K120fps |
最大 写真解像度 | 2700万画素 | 4800万画素 | 1200万画素 |
HDR撮影 | あり | あり | なし |
センサーサイズ | 1/1.9 | 1/1.3 | 1/1.3 |
レンズ | 【デジタルレンズ】 Hyper/ Super View 広角/リニア リニア+水平ロック | 【ライカと共同開発】 低照度環境撮影 | ー |
追加レンズ | HBレンズシリーズ マイクロレンズモッド 超広角レンズモッド(177度) アナモフィックレンズモッド NDフィルター 4枚 | なし | なし |
スタートレイル | あり | あり | なし |
バッテリー容量 | 1900mAh | 1650mAh | 1770mAh |
連続撮影時間 ※室内実験 25℃ | 90分 5.3K30fps | 68分 4K120fps | 75分 4K1200fps |
熱暴走の耐性 | 強い | 強い | 強い |
急速充電 | なし | あり | あり |
充電時間 | 約1~2時間 | 22分→80% 46分→100% | 51分→100% |
防水性能 | 10m ケースあり60m | 10m ケースあり60m | 10m |
動作温度 | -10~35℃ | -20~40℃ | -20〜45℃ |
マウント システム | 磁気マウント | 磁気マウント | 磁気マウント |
前面スクリーン | あり | あり +フリップ式スクリーン | あり |
音声制御 | あり | あり | あり |
ジェスチャー操作 | なし | あり | なし |
サイズ(約) | W72×L52×H39 mm | W72×L52×H39 mm | W72×L51 × H34 mm |
重さ | 154g | 179.8g | 145g |
ディスプレイサイズ | 背面:2.27インチ 前面:1.4インチ | 背面:2.4インチ 前面:0.7インチ | 背面:2.25インチ 前面:1.4インチ |
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GoPro 13の動画性能は、晴れの日中であればきれいな5.3K映像を捉えられ、課題であった熱耐性の強化により長時間の撮影が可能になりました。
さらに、追加レンズを使うことでクリエイティブな映像を追求できます。
一方で、他のブランドよりセンサーサイズが小さいため、映像のディティール撮影や暗所撮影では課題が残ります。
とはいえ、長年の課題であった熱暴走の耐性が向上したことは、GoProファンにとって大きな利点になりました。
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レンタルサービス大手5社比較はコチラでまとめていますので、合わせてご覧下さい。
【関連】レンタルサービス大手5社の特徴やメリットを徹底比較
GoPro 13で美しい山岳映像を残そう
GoPro 12ではがっかりさせられた人も多かったかもしれませんが、今回のGoPro 13は多くのユーザーが待ち望んでいた進化を遂げました。
特に、バッテリー性能と熱暴走への耐性はGoProファンが待ち望んでいた点ですね!
GoPro 13は、多彩なレンズオプションにより、これまでにないクリエイティブな映像を残せる可能性が広がり、再びアクションカメラの必要性が高まる予感さえあります。
GoPro 13を使って、登山やアウトドアで一生に一度の思い出を映像に残してみてください。
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