
NORDKAMM 30Lってどうなの?
パッキングが苦手だから楽したい
30Lのおすすめバックパックはどれ?
オーストリア発の登山ギアブランド「NORDKAMM(ノードカム)」のANTARES 30Lバックパック を実際に使ってみた感想を徹底レビューしていきます。
日帰り登山から小屋泊まで幅広く使える30Lクラスのバックパックは、登山好きなら一つは持っておきたいアイテムです。
>> 【レビュー】NORDKAMM ANTARES 50 +10Lがパッキングストレスを解消する!
今回、販売店様から30Lモデルをご提供頂きましたので、忖度なく正直にレビューをしていきます。



結論:めちゃくちゃ満足度の高い仕上がりで、かなりおすすめです!
30Lクラスのバックパックを検討しているなら、ぜひ最後まで読んでください。


NORDKAMM 30Lの良かった点 5選
NORDKAMM ANTARES 30Lを実際に使って良かった点は、
が挙げられます。
パッキングしやすい


メイン収納


なんと言っても最大の特徴は、前面が大きく開くフロントオープン構造で、荷物の収納と取り出しがスムーズにできる点です。
ザックの底に入れた荷物も、上部の荷物を取り出すことなく、直接アクセスできるので、ザックの中をかき混ぜる必要がありません。
急な天候の変化でレインウェアを素早く取り出したい時や、狭い山小屋での荷物整理に非常に便利です。
上部ポケット・収納裏のポケット


雨蓋がない代わりに、背面上部にファスナーが付いており、ザック内の小さなポケットに直接アクセスができます。
メイン収納の裏にも、面ファスナーで閉じられるポケットが付いているので、見た目以上に小分けでパッキングができるのもメリットです。


サイドポケット


両サイドに深めのポケットがあり、500mLのペットボトルや水筒、トレッキングポールやテントポールなどを収納するのに便利です。



コンプレッションベルトでしっかり固定できるため、行動中の落下の心配もなく、使いやすいですね
ウエストベルトポケット


ウエストベルトポケットは、スマホや行動食、日焼け止めなどを入れても余裕のあるサイズ感。
すぐに取り出したいものを収納でき、ザックを下ろす手間が省けるのもメリットです。
【ストラップ】


チェストストラップは、カメラを胸元に固定できる「自撮り棒ホルスター」などを装着できて、安定してカメラを携行できます。
背面側にはピッケル用ストラップもあり、雪山でも使える仕様になっているのも魅力です。





NORDKAMMは、パッキングが苦手な方には特におすすめできますよ
機能性が高く使いやすい
NORDKAMM ANTARES 30Lは、細かい部分までユーザー目線で作り込まれており、使いやすさがとても優れています。
ハイドレーション対応
給水用のハイドレーションシステムを通す穴が設けられており、歩きながら水分補給が可能です。


チェスト部のバックルにホイッスル
万が一遭難した場合には、胸元にホイッスルが付属しているので、忘れる心配がないのもメリットです。


レインカバーとヘルメットホルダー付属


標準で、レインカバーとヘルメットホルダーが付属しているため、別途購入する必要がなくコストパフォーマンスにも優れています。
万が一遭難した際でも、発見しやすい赤色のデザインも配慮が行き届いており、お気に入りのポイントです。
背負心地が良い


NORDKAMM ANTARES 30Lは、軽量なモデルでありながら、背負い心地が優れているのも良かった点です。
ショルダーハーネスや背面パッドには、厚みのあるクッションが採用されており、肩への負担を軽減してくれます。
また、背面はメッシュの立体構造で通気性が良く、汗による蒸れを抑えてくれるため、夏場の登山でも快適です。
ザックの形状が逆三角形に近く、荷物の重心が高くなるように設計されているため、体にフィットしやすく、長時間の歩行でも疲れにくいと感じました。


身長に合わせて、背面の高さ調節が簡単にできるのもメリットの一つです。
ウエスト部の面ファスナーを外して、上下に動かすことで、身長155cm〜185cmの方に対応しており、3段階に調節できます。



肩が痛くなりやすいので、NORDKAMMの体格に合わせたフィット感の高さは本当に重宝します
軽量で持ち運びやすい
NORDKAMM ANTARES 30Lの本体重量は、約1180gと、30Lクラスのバックパックの中では軽量な部類に入ります。
人気ブランドとの重さ比較
モデル名 | ![]() ![]() NORDKAMM ANTARES 30L | ![]() ![]() ミレー サースフェー30+5 | ![]() ![]() カリマー リッジ 30+ | ![]() ![]() モンベル チャチャパック 30 |
容量 | 30L | 30 + 5L | 30L+ | 30L |
重量 | 1,180g | 1,470g | 1,420g (Mサイズ) | 1,260g |
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体力に自信のない方や、少しでも装備を軽くして軽快に山を歩きたい方にとって、この軽さは大きなメリットになりますね
耐水性・耐久性が優れている
NORDKAMM ANTARES 30Lの生地には、耐水圧2000mmの高強度ナイロンが使用されており、小雨程度であればレインカバーなしでも中身が濡れる心配がありません。
とはいえ、ファスナー部は水が浸水しやすいため、雨が強く感じるようであれば、付属のレインカバーの装着がおすすめです。



NORDKAMM 50+10Lを4年間使ってきましたが、破れなどはなく高い耐久性なのもお気に入りのポイントですよ


NORDKAMM 30L気になった点 3選
NORDKAMM ANTARES 30Lを実際に使って気になる点は、
が挙げられます。
雨蓋の収納がない


NORDKAMM ANTARES 30Lのロールトップ構造は、一般的な登山ザックにある「雨蓋(トップリッド)」がないため、サングラスや地図などの小物を分けて収納することはできないため少し戸惑いました。
ただし、貴重品は上部ポケットに、小物はウエストベルトポケットやフロント内側のメッシュポケットを活用できるので大きなデメリットにはなりませんでした。
むしろ、荷物の量に応じてサイズ調整ができる「ロールトップデザイン」は見た目もかっこいいので、メリットにすら感じます。
サイドポケットのボトル出し入れがしづらい
NORDKAMM ANTARES 30Lのサイドポケットは、本体と同じナイロン生地のため、伸縮性がなく、ザックを背負ったまま腕を回してボトルを取り出しにくいと感じました。
休憩の都度、ザックを下ろして水分補給をする方には問題ありませんが、歩きながら頻繁にボトルにアクセスしたい方は注意が必要です。
ハイドレーションシステムを活用したり、ショルダー部にボトルホルダーを取り付けたりすることで対応可能です。
必要であれば、合わせて購入しておくことをおすすめします。


自立しづらい形状
NORDKAMM ANTARES 30Lのメイン収納の底面は狭く、逆三角形に近い形状をしているため、地面に置いたときに少し自立しにくいというデメリットがあります。
ザックを立てて置くときは、木や岩に立てかけるなど、置き方を工夫すれば大きな支障はありません。



むしろ、逆三角形構造は、持ち運ぶ際の重心が高くなり、歩行中の安定性が増すというメリットになりますよ
取り扱い実店舗が少ない
NORDKAMM ANTARES 30Lの取り扱い実店舗は少ないため、商品の実物を購入前に確認することが困難です。
ただし、Amazonでは30日間の返品保証がついているので、一度購入して実際に試し、もし気に入らなければ返品する方法もあります。
この方法は、公式に進められているため、どうしても気になる場合は一度購入してみるのがおすすめですよ。


NORDKAMM ANTARES 30Lのスペック
NORDKAMM ANTARES 30Lのスペックを一覧表にまとめました。
スペック一覧
モデル名 | ![]() ![]() NORDKAMM ANTARES 30L |
容量 | 30L |
重量 | 1,180g |
サイズ | 高さ54 × 幅28 × 奥行18 cm |
素材 | 高強度ナイロン |
耐水圧 | 2000 mm |
主な機能 | フロントオープン構造 複数のポケット 背面長調整 ハイドレーション対応 ピッケルストラップ |
付属品 | レインカバー ヘルメットホルダー |
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NORDKAMMをおすすめできる人・できない人
NORDKAMM ANTARES 30Lをおすすめできる人とできない人をまとめてみました。
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
---|---|
荷物の出し入れをスムーズに行いたい人 軽量性を重視する人 雪山登山を楽しむ人 カメラ機材を持ち運びたい人 | UL仕様の登山装備を求める人 雨蓋に小物を収納したい人 バックパックを地面に立てて置きたい人 ブランドにこだわりがある人 |
NORDKAMM 30Lは、軽量性・機能性・使いやすさの総合的なバランスが高く、コスパにも優れているので、多くの登山家におすすめできるモデルです。
一方で、UL仕様の登山装備を求める人やブランドにこだわりを持っている方にはおすすめできません。



バックパックを選ぶ際は使いやすさだけでなく、ブランドやデザインに満足しているかも重要なため、こだわるポイントはぜひ吟味してくださいね


人気のバックパックとの比較
日帰りから小屋泊で人気の30Lクラスのバックパックとスペックを比較してみました。
軽量性、機能性、コスパを含めて、NORDKAMMは大手ブランドよりもかなりお得感がある仕上がりになっています。
人気の30Lザックの比較表
モデル名 | ![]() ![]() NORDKAMM ANTARES 30L | ![]() ![]() ミレー サースフェー30+5 | ![]() ![]() カリマー リッジ 30+ | ![]() ![]() モンベル チャチャパック 30 |
容量 | 30L | 30 + 5L | 30L+ | 30L |
重量 | 1,180g | 1,470g | 1,420g (Mサイズ) | 1,260g |
特徴 | フロントオープン構造 機能性◎ | 2気室構造 拡張性あり | 3Dバックパネル 高いフィット感 | シンプル構造 |
素材 | 高強度ナイロン | コーデュラ®オックス 210D | 210D リップストップ ナイロン | 100デニール バリスティック® ナイロン |
付属品 | レインカバー ヘルメットホルダー | レインカバー | レインカバー | レインカバー |
参考価格(税込) | 17,999円 | 24,123円 | 29,000円 | 27,600円 |
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NORDKAMM ANTARES 30Lは、他モデルと比較して軽量性とフロントオープンという明確な強みがあります。



ブランドの知名度は高くありませんが、隠れた名品としておすすめのバックパックですよ


おすすめの購入先
NORDKAMM ANTARES 30Lは、現在のところ日本の実店舗での取り扱いがほとんどないため、Amazonでの購入が最もおすすめです。
Amazonでは正規代理店が販売しており、即日配送で注文してから次の日に納品されることもあります。
価格比較表をまとめていますので、参考にしてください。
ECサイトの価格比較一覧
Amazon | 楽天市場 | Yahooショッピング | |
---|---|---|---|
参考価格(税込) | 17,999円 | 17,999円 | 19,934円 |
割引後価格 (ポイント含む) | 17,819円 | 17,181円 | 18,937円 |
ポイント還元率 | 1% 180pt | 5%(税抜) 818pt | 5%(税込) 999pt |
ECサイトへ | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |


よくある質問 Q&A 5選


まとめ:中型バックパックならNORDKAMM 30Lがおすすめ!
中型のバックパックを探しているなら、NORDKAMM ANTARES 30Lは、「収納性」「軽量性」「使いやすさ」の観点からかなりおすすめです。
特に、フロントオープン構造は、パッキングが苦手な方にはかなり重宝するデザインです。
NORDKAMM ANTARES 30Lを使って、より快適な登山を楽しんでください!


- パッキングしやすい
- 機能性が高く使いやすい
- 背負心地が良い
- 軽量で持ち運びやすい
- 耐水性・耐久性が優れている
- 雨蓋の収納がない
- サイドポケットのボトル出し入れがしづらい
- ザックが自立しづらい
- 取り扱い実店舗が少ない
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