【比較レビュー】登山初心者におすすめ!人気のジェットボイル全6種を徹底解説

登山で料理やお湯を沸かしたい
話題のジェットボイルはおすすめ?
複数種あるけど何が違うの?

この記事はこのような悩みの人に向けて書いています。

登山で料理や淹れたてのコーヒーを楽しむためには、ガスバーナーが必要になります。

登山者の中でも人気のジェットボイルは、以下の点で特異な特徴を持っています。

  • 沸騰時間が短い
  • クッカーやバーナーがセットになっている
  • コンパクトに収納できる

ジェットボイルは、現在6種類ラインナップされており、それぞれ用途によって特徴が異なります。

この記事では、ジェットボイルの全6モデルの特徴、メリットデメリットを詳しくレビューしていきます。

自身に適したジェットボイルを探している人は、ぜひ最後まで読んでください。

この記事を書いている人
  • 登山歴11年
  • 北アルプス・南アルプスが大好き♪
  • 登山嫌い妻と一緒に山を楽しみたい
  • 0歳児からの親子登山・60代親孝行登山
目次

ジェットボイルの選び方

ジェットボイルは6つの種類がラインナップされており、選ぶ際に使用するシチュエーションに応じた以下のポイントを考慮する必要があります。

ジェットボイルに限らず、ガスバーナー全般の選び方にも通じるのでぜひ参考にしてみてください。

使用する人数

ジェットボイルには、クッカーのサイズが複数あるため、使用する人数を考慮する必要があります。

1〜2人用での使用には、小型で軽量なモデルが適しています。

1~2人 おすすめモデルと容量

  • スタッシュ:0.8L
  • マイクロモ:0.8L
  • フラッシュ:1.0L
  • ミニモ:1.0L

2〜4人のグループでの使用には、より大きな容量のモデルが必要です。

2~4人 おすすめモデルの容量

  • ミニモ:1.0L
  • スモー:1.8L

持ち運びのしやすさ

登山では、装備の重量と収納性がとても重要です。

ジェットボイルシリーズは、バーナー・ガス缶・ゴトクなどの付属品がすべてクッカーの中に収納できるメリットがあります。

ただし、容量や目的によって重さとサイズが異なるため、登山スタイルや持ち物のバランスを考慮して選ぶ必要があります。

使用する目的

お湯を沸かす?
料理をする?
他のクッカーと併用する?

これら使用目的によって、選ぶべきジェットボイルのモデルが変わるため、

料理はせず、お湯を沸かすことに特化するなら、沸騰時間がもっとも短いフラッシュが最もおすすめです。

一方で、料理を楽しみたい、他のクッカーを併用したいという場合は、「スタッシュ」や「ミニモ」がおすすめです。

調理のしやすさ

料理をするなら、調理のしやすさも重要なポイントです。

調理のしやすさは、ジェットボイルのクッカーデザインやバーナーの性能によって特徴が変わります。

火力調整がしやすいモデルは、「ミニモ」や「スタッシュ」です。

ミニモは広口浅型のクッカーを採用しており、火力調整がしやすいため、料理に適したモデルです。

他のクッカーを利用するにはゴトクを別で準備する必要があるため、初めから複数のクッカーを利用する目的なら、スタッシュがおすすめです。

燃料効率

ジェットボイルのモデルによって、燃料効率が異なるため、軽量化を求めるなら注意しておく必要があります。

燃料消費が長くなると、ガス缶容量を100gから200gに上げる必要があり、荷物の重量を増加の要因になります。

登山では、1gでも軽く荷物をまとめることが求められるため、燃料効率と自身のガスの使用量は考慮するのがおすすめです。

各モデルのスペック比較

ジェットボイル全6種類のスペックと特徴を一覧にまとめました。

ジェットボイルのスペック一覧

モデル参考価格 レビュー Amazonへ モデル特長重さ ※1 サイズ(収納時) 沸騰到達時間 出力 ガス消費量容量推奨人数用途
スタッシュ20,350円
→16,280円

(4.4)
詳細を見る最軽量
超コンパクト
約200g ∅13cm×11.2cm 2分30秒(0.5L) 1,134kcal/h記載なし0.8L 1人用 汎用性に優れるシングルバーナーと選用クッカーの組み合わせ
フラッシュ19,250円
→17,839円

(4.6)
詳細を見る最速沸騰約371g  φ10.4cm×18cm約1分40秒 (0.5L) 2269kcal/h約139g/h1.0L 1~2人用 驚異の沸騰スピードを実現
ジップ13,750円
→13,750円

(4.5)
詳細を見るシンプル約340g φ10.4cm×16.5cm約2分30秒 (0.5L)1134kcal/h 約65g/h0.8L 1人用 必要最小限の機能
マイクロモ24,200円
(4.6)
詳細を見る軽量
コンパクト
約340g φ10.4cm×16.5cm約2分20秒(0.5L) 1,404 kcal/h 約120g/h 0.8L1人用 傾向性に優れソロでの使用
ミニモ25,300円
→22,900円

(4.5)
詳細を見る広口浅型クッカー約415g φ12.7cm×15.2cm 約2分20秒(0.5L) 1,404kcal/h 約120g/h1.0L1~2人用口が広く料理がしやすい
スモー26,400円
→23,053円

(4.6)
詳細を見る大容量 1.8L 約453g φ12.5cm×21cm約4分45秒(1.0L) 1,404kcal/h 約120g/h 1.8L 2~4人用グループでの使用に最適
※1 重さは付属スタビライザー27g、ゴトクを35g除いた重量

それぞれメリット・デメリットについてもまとめていますので、詳細は下記モデル名をクリックしてください。

【スタッシュ】他のクッカーと併用しやすい

スタッシュ
メリット
  • シリーズ最軽量クラス
  • 汎用性があり他のクッカーと併用しやすい
  • ゴトクが最初からついている
デメリット
  • クッカーとバーナーは固定できない
  • 特徴:最軽量・超コンパクトモデル
  • 容量:0.8L
  • 重さ:約200g(バーナー:約60g)
  • サイズ:∅13cm×高さ11.2cm(収納時)
  • 沸騰時間:2分30秒(0.5L)
  • 使用人数:1人用
  • おすすめ用途:最軽量・超コンパクトモデル 汎用性に優れるシングルバーナーと選用

【フラッシュ】沸騰時間最速モデル

フラッシュ
メリット
  • 沸騰スピードがシリーズ最速 1分40秒
  • シリーズの中では重ため
デメリット
  • 料理には適していない
  • 特徴:最速沸騰モデル
  • 容量:1.0L
  • 重さ:約371g (付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
  • サイズ:φ10.4cm×高さ18cm(収納時)
  • 沸騰時間:1分40秒 (0.5L)使用人数:1~2人用
  • おすすめ用途:沸騰スピード 驚異の沸騰スピードを実現

【ジップ】リーズナブルなエントリーモデル

ジップ
メリット
  • 価格が安い
  • シンプルモデル
デメリット
  • 沸騰に少し時間がかかる
  • 料理には向いていない
  • 特徴:シンプルモデル
  • 容量:0.8L
  • 重さ:約340g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
  • サイズ:φ10.4cm×高さ16.5cm(収納時)
  • 沸騰時間:2分30秒
  • 使用人数:1人用
  • おすすめ用途:必要最小限にこだわり。お湯を沸かす程度であればコレ

【マイクロモ】持ち運びやすい最小モデル

マイクロモ
メリット
  • シリーズで最もコンパクトに収納できる
  • 沸騰時間は短め
デメリット
  • 料理には適していない
  • 特徴:最軽量・超コンパクトモデル
  • 容量:0.8L
  • 重さ:約340g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
  • サイズ:φ10.4cm×高さ16.5cm(収納時)
  • 沸騰時間:2分20秒
  • 使用人数:1人用
  • おすすめ用途:携行性に優れソロでの使用に最適 / シンプルで使いやすいデザイン

【ミニモ】料理好きにおすすめモデル

ミニモ
メリット
  • 料理に適した広口浅型のクッカーを採用
  • 1~2人のグループ向け
デメリット
  • 少し重たい
  • お湯と料理を分ける場合は別クッカーが必要
  • 特徴:広口浅型モデル
  • 容量:1.0L
  • 重さ:約415g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
  • サイズ:φ12.7cm×高さ15.2cm(収納時)
  • 沸騰時間:2分20秒
  • 使用人数:1~2人用
  • おすすめ用途:料理にこだわる人におすすめ

【スモー】グループ向け大型モデル

スモー
メリット
  • シリーズ最大容量1.8Lまで対応
  • 2~4人のグループ登山向け
デメリット
  • 重量は重ため
  • サイズが大きめ
  • 特徴:大容量モデル
  • 容量:1.8L
  • 重さ:約453g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
  • サイズ:φ12.5cm×高さ21cm(収納時)
  • 沸騰時間:約4分45秒(1.0L)
  • 使用人数:2~4人用
  • おすすめの用途:グループでの使用に最適 / 大容量で一度に多くの水を沸かせる

ジェットボイルのおすすめモデルと使用シーン

ジェットボイルを登山で使うにあたり、様々なシチュエーションが想定されます。

代表的な使うシーンとおすすめのモデルをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

高山での使用

おすすめのモデル
  • フラッシュ
  • ミニモ

高山での使用には、すばやく沸騰できるモデルがおすすめです。

標高が高くなると気圧が低下し、水を沸かすのに時間がかかります。

沸騰時間が短いことで定評のあるジェットボイルでも、フラッシュやミニモが適しています。

フラッシュはシリーズ最速の1分40秒で沸騰するため、気温の低くなる高山でも短時間でお湯を沸かせるメリットがあります。

また、ミニモは広口浅型クッカーを採用しており、料理が好きの方におすすめです。

冬山登山での使用

おすすめのモデル
  • フラッシュ
  • マイクロモ
  • スタッシュ

冬山登山では、厳しい寒さで使用するため、沸騰時間が短いフラッシュか、軽量に特化しているマイクロモがおすすめです。

沸騰スピードが速ければ、温かい飲み物や食事の準備を短時間で行えるため、冷えた体を迅速に温められます。

最軽量モデルのスタッシュは、付属のゴトクがなくても他社のクッカーを利用できるので、料理も楽しみたいという人はぜひ検討に入れてみてください。

ソロテント泊での使用

おすすめのモデル
  • スタッシュ
  • マイクロモ

ソロキャンプでは、軽量で持ち運びやすい「スタッシュ」や「マイクロモ」がおすすめです。

これらのモデルは、軽量・コンパクトな特徴があり、荷物を最小限に抑えられます。

スタッシュはシンプルなデザインながら、汎用性の高いシングルバーナーとクッカーの組み合わせで、さまざまな調理に対応できるメリットがあります。

おるおる

スタッシュが登場してマイクロモの存在感は少し薄れている印象ですね

料理を楽しむ使用

おすすめのモデル
  • スタッシュ
  • ミニモ

料理を楽しむなら、スタッシュやミニモがおすすめです。

スタッシュはオリジナルのクッカーだけでなく、他ブランドのクッカーを追加のゴトクがなくても利用できるメリットがあります。

ミニモは広口で料理がしやすく、浅型のデザインにより煮物や炒め物などの調理も可能です。

付属のゴトクを使えば、他ブランドのクッカーも使えます。

これらのモデルは、登山で料理を楽しみたい人に特におすすめです。

グループ登山での使用

おすすめのモデル
  • スモー
  • ミニモ

グループ登山では、大容量のクッカーを備えているスモーや料理に適したミニモがおすすめです。

スモーは、クッカー容量が1.8Lと最大モデルで、一度に多くの水を沸かせて、2~4人のグループまで対応できます。

他のモデルよりは重たくなりますが、グループ全員の飲み物や食料を分けて持ち運べるため、複数人で登山をする人に適しています。

ミニモは口が広めで料理に適しており、1Lまでお湯を沸かすことができるのでお勧めです。

メンテナンス方法

ジェットボイルを長持ちさせるためには、定期的にメンテナンスしておくのがおすすめです。

主要なパーツごとのメンテナンス方法を簡潔に解説します。

 バーナーユニットのメンテナンス

バーナーユニットは、ほこりや料理をこぼしたりすると汚れるため、定期的なお手入れが重要です。

掃除方法:乾いた布や柔らかいブラシで外部を拭き取る

ノズルの詰まりは専用のクリーナーで取り除く

注意点:水に浸けないこと、冷めてから掃除すること

クッカーのメンテナンス

ジェットボイルの特徴であるフラックスリングを含めたクッカーは、料理で使用した場合はよく洗うようにします。

掃除方法

  1. フラックスリングは柔らかいブラシでホコリや汚れを取り除く
  2. 頑固な汚れには中性洗剤を含ませた布やスポンジを使う
  3. 使用後すぐにお湯と中性洗剤で洗う
  4. 汚れが酷い場合は重曹を加えて洗う

注意点:傷つかないように強く擦すりすぎないようにする
金属製のたわしや研磨剤は使わない

点火装置のメンテナンス

点火装置はバーナーに火をつける重要な部品であり、壊れやすいため取扱いに注意が必要です。

掃除方法

  1. 点火プラグの先端を柔らかい布で拭き取る

注意点:バーナーが冷えてから掃除する
出発前には着火確認をするようにする

ジェットボイルの購入方法と価格比較

ジェットボイルをいま購入するなら、楽天市場が最もコスパ良く購入できます。

モデルや時期によって販売価格は異なりますが、最安値ショップが複数ありました。

さらに、5と0のつく日やお買い物マラソンなど特定のキャンペーンを利用すれば、8%ポイント還元をかんたんに受けられます。

とにかく早く手に入れたいという人は、Prime会員Amazonがおすすめです。

大手ECサイトの価格比較一覧を参考にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

ECサイト価格比較一覧

Amazon楽天市場Yahooショッピング
スタッシュ16,280円16,280円19,300円
フラッシュ 17,839円16,632円19,250円
ジップ13,750円13,750円 11,700円
マイクロモ 24,200円20,800円24,200円
ミニモ22,900円 19,105円25,300円
スモー 28,994円22,800円26,400円
ECサイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る

登山におすすめのガスバーナー:ジェットボイル

ジェットボイルは、登山やアウトドアでの使用に適したガスバーナーのひとつです。

シリーズから6モデルが発売されており、用途や人数に合わせて最適なモデルを選べます。

ジェットボイル 比較一覧

モデル参考価格 レビュー Amazonへ モデル特長重さ ※1 サイズ(収納時) 沸騰到達時間 出力 ガス消費量容量推奨人数用途
スタッシュ20,350円
→16,280円

(4.4)
詳細を見る最軽量
超コンパクト
約200g ∅13cm×11.2cm 2分30秒(0.5L) 1,134kcal/h記載なし0.8L 1人用 汎用性に優れるシングルバーナーと選用クッカーの組み合わせ
フラッシュ19,250円
→17,839円

(4.6)
詳細を見る最速沸騰約371g  φ10.4cm×18cm約1分40秒 (0.5L) 2269kcal/h約139g/h1.0L 1~2人用 驚異の沸騰スピードを実現
ジップ13,750円
→13,750円

(4.5)
詳細を見るシンプル約340g φ10.4cm×16.5cm約2分30秒 (0.5L)1134kcal/h 約65g/h0.8L 1人用 必要最小限の機能
マイクロモ24,200円
(4.6)
詳細を見る軽量
コンパクト
約340g φ10.4cm×16.5cm約2分20秒(0.5L) 1,404 kcal/h 約120g/h 0.8L1人用 傾向性に優れソロでの使用
ミニモ25,300円
→22,900円

(4.5)
詳細を見る広口浅型クッカー約415g φ12.7cm×15.2cm 約2分20秒(0.5L) 1,404kcal/h 約120g/h1.0L1~2人用口が広く料理がしやすい
スモー26,400円
→23,053円

(4.6)
詳細を見る大容量 1.8L 約453g φ12.5cm×21cm約4分45秒(1.0L) 1,404kcal/h 約120g/h 1.8L 2~4人用グループでの使用に最適
※1 重さは付属スタビライザー27g、ゴトクを35g除いた重量

自身の登山スタイルに合わせたジェットボイルを選んで、より快適に山料理を楽しんでみてください。

【関連】【登山におすすめ】最強の火力性能を持つプリムス ウルトラバーナー徹底レビュー

あわせて読みたい
【プリムス P-153 ウルトラバーナー】登山初心者におすすめ 実体験レビュー 登山初心者におすすめガスバーナーは?プリムス ウルトラバーナーってどうなの? この記事は、こんな疑問を持っている方に向けて書いています。 おるおる 山を楽しみだ...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

登山歴11年
北ア・南アルぷスが大好き♪
登山が嫌いな妻と一緒に山を楽しむ挑戦中!
0歳児からの親子登山・60代の親孝行登山も楽しむ
山の魅力やおすすめギアなど情報を発信します

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次