【登山嫌いな妻】初めての秋山登山 御在所岳に挑む~ご褒美のカレーうどんがうますぎた~

こんにちは。

登山大好き 10年の僕 おるおる です。しかし、妻は登山が嫌い。。。

この記事は「登山が嫌いな家族と一緒に山に行きたい」「アウトドアが苦手な人と挑戦したい」そんな悩みのある方に向けて、登山嫌いな妻との失敗談や魅力の伝え方について書いています。ぜひ、参考にしてみてください。

登山嫌いな妻と初めて夏山に挑戦も2連敗した僕。「灼熱の木曽駒ヶ岳」では泣かせてしまい、「猛暑と恐怖の西穂高独標」ではキレさせてしまう失態を犯しました。妻が本格的に登山を嫌いになってしまった登山記録はコチラです。

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目次

◇登山嫌いな妻 鈴鹿山脈 御在所岳に向かう

3度の登山を終えて、妻が山を嫌いになった大きな理由は「気温が高すぎたこと」でした。すでに12月になり山に登りたい禁断症状が出ていた僕は毎日登山動画を見てしまいます。しかも1月の後半には花粉が飛び始めて登山ができなくなります。そんな僕の状況を見かねて、再びヨメジは山に行くことを了承してくれました。

今回の目指す山は、三重県 鈴鹿セブンシスターズのひとつ 「御在所岳」です!名古屋から登山口までは車で1時間の道のり。早朝出発する必要がなく、アクセスのしやすい山を選びました。名古屋から登山口までのアクセスはコチラです。

AM5:00自宅を出発!

御在所岳の登山口に到着しましたが、なんと駐車場が満車で止められません!冬季間近ということもあり、登り収めをする人がたくさんいるようでした。ギリギリ1台空車になっているスペースを見つけて駐車できました。御在所岳に週末登山に行かれる方は、早朝の駐車場競争に勝つため早出することをおすすめします。

◇登山嫌いな妻 登山開始でトラブル発生!?…藤内小屋に向かう

今回の御在所岳登山で歩いたコースはコチラです。

今回選んだコース

登りを裏道、下りを中道というルートを選びました。

中道登山道 → 裏道(登り 2h) → 山頂 → 中道登山口(下り1.5h)

御在所岳 / おるやま△登山嫌いな妻と山に行くさんの御在所岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

AM7:30 登山開始!

中道登山口で登山届を提出しました。11月下旬の朝なので気温は低めです。ダウンとフリースを着ているのでヨメジの機嫌は比較的良好。登り始めてすぐにヨメジから質問がありました。

ヨメジ
ヨメジ

トイレは?!

実は当初、僕が予定していたコースは登りを中道、下山を裏道にしていました。しかし、登りの中道では途中に山小屋がなくトイレもありません。登り始める前にトイレは済ませておくべきが、駐車場に止めれたことで忘れていました。。。

おるおる
おるおる

トイレ?!あ~ないなぁ。。。

急遽予定を変更して裏道を登りに使い、途中の藤内小屋を目指すことに。気温が低かったので体が冷えてトイレに行きたくなることは想定できたことでした。次回の登山では活かしていこうと思います。裏道に向かう途中でロープウェイのゴンドラを見つけたヨメジ!ここで名案を思いついてしまいました。

ヨメジ
ヨメジ

あれに乗っていけばいいんじゃない!?(*´ω`)

おるおる
おるおる

なるほどね~。
でもここで止まってくれないみたいだ~(´っ・ω・)っ

ヨメジ
ヨメジ

そっか~(*‘ω‘ *)

残念そうにしていましたがこの日は機嫌が非常に良かったため、あきらめてくれました。ところが、中道から裏道に抜ける道は地図上では破線になっていて危険な場所がいくつかあります。特に、ロープウェイの下を通る場所は崖が崩れていて危ない。慎重に注意してトラバースをしていきます。

難所を超えると樹林帯の中を下り道になります。川沿いに合流すると、再び登り始めて20分くらいで橋が見えてきます。気温が低く、川の水もきれいなおかげで、ヨメジはほご機嫌ポーズを決めてくれました。

橋を渡ればすぐに藤内小屋に到着です。

ホッと一息ついて、トイレに向かいます。間に合って本当によかったです。

◇登山嫌いな妻 御在所岳の裏道を登る

藤内小屋でトイレ休憩を終えて、山頂に向けて出発。藤内小屋を超えると川がありました。きれいな水が大好きなヨメジはテンションが高まります。

山でこんなに喜ぶヨメジを初めて見て、僕もテンションが上がりました。川沿いを登っていくと岩場を登る難所があります。

鎖場になっており、慎重に登るヨメジ。西穂独標を登ったことのあるヨメジはほとんど怖がりませんでした。

川から徐々に谷間を登り、傾斜が大きくなっていきます。

樹林帯の中を谷沿いに登り続けていると、左手方向に巨大な岩壁が目に飛び込んできました。これが、藤内壁!!

藤内壁は高度差 250m~450m、広さ1.5mの巨大な絶壁です。熟練のクライマーさんたちが登るといわれる有名な岩壁を眺めながら、僕は登ってみたいと思うことはないだろうと感じました。圧倒的な迫力の岩壁を超えてどんどん登ります。高度が高くなるにつれて、うっすらと雪が積もっていました。

さすがに、12月の1,200m級の山です。「雪が降るんだなぁ」と思いながら登りました。軽アイゼンを持ってきていましたが、使うほどの積雪量ではなくてよかったです。再びきれいな川が現れてテンションが高まるヨメジ!生きた水を見て楽しんでいました。

さらに登れば、国見峠という分岐に出ました。左側が御在所岳、右側は国見岳へ出ることができます。

ロープウェイの山頂駅までは残り20分。山頂も近づいてきて、一気に登り切りました。

山頂駅から10分ほど進めば、御在所岳の山頂があります。リフトも動いていますが、ここまで歩いてきたのだから、山頂まで歩いて登っていきました。ヨメジは少しリフトに乗りたそうでしたが。。。

日本百名山のひとつ、御在所岳 踏破です。いえーい!!

御在所岳の山頂は、滋賀県と三重県の県境です。ヨメジは滋賀県と三重県を行ったり来たりぐるぐると看板を回っていました。5回は県またぎを繰り返しましたね。

今日のヨメジは本当にご機嫌ですごくうれしいです。ヨメジは暑くなければ登山を楽しめることがわかりました。山頂で一通り写真を撮ります。国見峠方面をパシャリ。

鎌ヶ岳と深い三重の山容をパシャリ!

山頂の巨石に立ち、大絶景を望むヨメジをパシャリ!

思う存分の写真撮影ができたのでロープウェイ山頂駅に戻りました。ヨメジは今年登った山頂で一番気持ちが明るかったと思います。ここまで頑張ったヨメジへご褒美タイム!!

◇登山嫌いな妻 絶賛の御在所カレーうどんを食す

過去の登山の失敗から学んだことは、ご褒美のおいしい食べ物があればいいということでした。そこで今回最大の目玉がこちら!御在所カレーうどん(チーズトッピング入)です!

過去3回の登山では、山頂でカップヌードルを食べることを目標にしていました。しかし、暑すぎたり、人が多すぎたり、体長が悪かったりと山頂で調理することは叶わず、山料理をすることができませんでした。それでも、木曽駒ヶ岳でのクレープや西穂山荘で食べたラーメンがとてもおいしくて、ヨメジが喜んでくれました。この時の学びを大切にして、山頂のレストランでおいしいご飯を食べることにしていました。

チーズが大好きなヨメジは、カレーうどんにチーズをトッピングしています。ちなみに、僕はカツカレーを選択!

御在所カレーうどんは、伊勢うどんという極太面でもちもちの食感。カレーとチーズが絡み合って、栄養を体の隅々までいきわたります。

ヨメジ
ヨメジ

角煮もおいしいね~(*´ω`)

僕はカツカレーでがっつり体力を回復させます。山でご飯を食べるのは本当においしく感じるので不思議です。

ただ、次回からは御在所カレーうどんを定番メニューにしようと決めました。ご当地料理というのが魅力度を向上させてくれていますね。

お腹がすいていた2人は、ぺろりと食べ終わりました。ヨメジも満足してくれて本当に良かったです。お腹もいっぱいになったしあとは帰るだけです。。。が、ここは山なので、下山する工程が待っています。今日のヨメジはご機嫌が良いので何とかなる気がします。

◇登山嫌いな妻 御在所岳 中道を下る

山頂駅を出ようとしたら、ロープウェイ乗り場の看板が目に留まります。

ヨメジ
ヨメジ

おるおる、いいもんあるじゃんね(=゚ω゚)ノ

強い視線でこちらを見てきます。

おるおる
おるおる

あれはね~。イチゴだから乗れないんだよ

ヨメジ
ヨメジ

え?!そうなの。ざんね~ん

登山ではその場の雰囲気で意味が分からなくない会話がよくありますが、なんとか誤魔化して駅を後にしました。中道からの下山を開始。山頂から駐車場までは約2時間の道のりです。下山が始まると急な坂道と鎖場を通過していきます。

ザレ場になっているので滑りやすく注意が必要。ロープを持ちながら慎重に降りました。どんどん高度を下げていくと右手方向に尖った山 鎌ヶ岳が見えました。鈴鹿のマッターホルンと呼ばれる鎌ヶ岳は鈴鹿セブンマウンテンの一つで、御在所岳から縦走できるルートもあります。いつかはヨメジとも挑戦したいですね。

ロープウェイがビューンっと下っているのを横目に、ゆっくりゆっくりと下りの道を進みます。

難所① 岩場

下山時の中道で難所が現れます。切り立った岩場でした。

高度感のある崖で、少し足を空中に延ばしながら岩を超える必要があります。スリル満点!!

ですが、ヨメジは高所恐怖症のため、どうしようかと思ったら、崖の右側に小さな岩のトンネルがありました。体の小さいヨメジは側面のトンネルを通過することで難所をクリアできました。

崖を超えると8合目になり、絶景が広がっていました。

ヨメジは8合目から見える景色をスルーしてどんどん下っていきます~( ゚Д゚)しばらく下るとちょうどいい感じの岩を発見!!ライオンキングになりきりました。

ヨメジ
ヨメジ

ナーズゴンニャーーー!チババー!!

この日から山でいい岩を見つけるとライオンキングごっこをするようになりました。変化が多い登山道なのでヨメジも飽きていません。

難所② キレット

第二の難所キレットに差し掛かります。大きな岩やザレた登山道をさらにガンガン下っていくと、急に現れる岩の壁!【キレット】です。

おるおる
おるおる

がけっ(゚д゚)!

キレットは鎖場になっているので大渋滞になることが多い場所。幸い僕たちが下山するときは人がほとんどいませんでした。

西穂独標での失敗がよみがえりますが、足場がしっかりしていたので慎重にゆっくり登ることができました。 ヨメジは西穂独標に比べれば、余裕だったようです。5合目に到着。

ヨメジ
ヨメジ

え、まだ5合目なの?!

さすがに長い道のりでヨメジの機嫌が悪くなってきました。ヨメジはロープウェイにすら興味を示しません。とにかく降りることを優先しています。

ヨメジ
ヨメジ

どうせ乗れないなら興味は出ないよ

ロープウェイなら山頂から登山口まで7分でいけます。歩くと2時間ですが、僕は歩けたことでヨメジに感謝でした。 

まだまだ続く下り坂をガンガン進みます。

御在所名物 奇岩

ひょこっと木の間から見える奇岩を発見。「地蔵岩(じぞういわ)」という二つの岩の間に四角の岩が挟まれて落ちそうで落ちない岩です。

どうやってできたの?!と不思議な岩の形は見ごたえがあります。

ヨメジ
ヨメジ

えー、なんか乗ってるね

ヨメジは完全に山に飽きていました。いい感じの座る場所見つけて、くつろぎながらこちらを見るヨメジ。

さらに下ると、大きな大きな岩が現れます。次は巨岩 「負れ岩(おばれいわ)」!

2枚の巨岩が倒れ掛かっています。倒れそうで倒れない不思議な場所です。斜めに倒れこんできているけど、倒れない岩。気のせいだと思いますが、3年前に登った時より傾きが大きくなっている気がしました。

「わ~、倒れる~~~」っと写真撮影。

負れ岩まで降りてくると終盤戦です。裏道に抜けた分かれ道をどんどん進んでようやく登山口に下りてきました。おもむろに登山口にかかる橋を渡って、川を覗き込んだヨメジでした。

合計コースタイムは休憩を含めて6h45min.でした。休憩も多くとれたので充実した山旅を楽しむことができました。疲れ切ったヨメジと白い山男がこちらを見ています。よく似た顔。

◇下山後の楽しみは温泉!

下山後は、温泉へ向かうことへ!高速道路までの道中にある温泉 「アクアイグニス/片岡温泉」に向かいました♨冷え切った身体を温めてホッとひと息。

今回の登山はヨメジがキレることも泣くこともなく、すごく楽しめました。やっぱり登山はやめられないと強く思います。次回はどの山に登るのかワクワクが止まりませんでした。

今回の学び

  • やっぱりおいしいご飯があると良い!
  • きれいな川をみると喜ぶ
  • トイレの場所をチェックする

次回の登山では今回の学びをさらに活かして、楽しい登山ができそうな気がします。いつか登山好きな妻になるように挑戦を続けます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

「登山が苦手な妻やパートナーがいる方」、「アウトドアへ一緒に行きたいと挑戦している方」の参考になればと思います。

次回も読んで頂ければ嬉しいです。

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この記事を書いた人

登山歴11年
北ア・南アルぷスが大好き♪
登山が嫌いな妻と一緒に山を楽しむ挑戦中!
0歳児からの親子登山・60代の親孝行登山も楽しむ
山の魅力やおすすめギアなど情報を発信します

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