「登山用に使うアクションカメラでGoProはどうなの?」と疑問に思っていませんか?アクションカメラの代名詞であるGoProは、Youtuberやテレビの撮影でも多く使われており、あこがれのカメラの一つだと思います。「ただ、アクションカメラの購入は高価な買い物となるため失敗したくない。」そんな悩みを持っているあなたに向けてこの記事を書いています。実際に、GoProを使い始めて3年が経ちましたが、今も現役でたくさんの思い出を残すことができました。私が使っている「GoPro HERO 7 Blackの使用レビュー」と「今買うべき おすすめ GoProモデル」をレビューします。登山やアウトドアでGoProを買おうか悩んでいる方はぜひ最後まで読んでください。

GoPro 登山レビュー 良かった点・あえての要望
アクションカメラの代名詞といえば「GoPro」です。GoProを使ってよかった点と気になる点をまとめました。
軽量コンパクトで荷物にならない
GoProは「手のひらサイズに収まり、重さが約150g」のため撮影機材としてはほとんど荷物になりません。一般的なデジカメやビデオカメラでは大きくて邪魔になりがちですが、GoProは心配がありません。

GoProをショルダー部や頭部に装着すれば存在をわすれることもしばしばあります。結果として、カメラを意識していない自然体の会話や雰囲気を撮影することができるメリットがあります。登山は一期一会となる経験が多いため、もしGoProで撮影していれば大切な旅の思い出を残せますよ。

起動時間が早く決定的瞬間を残せる!
GoProの起動時間は約3秒。ショルダー部や頭部マウントに固定しておけば、動画を急に撮りたくなっても瞬時に起動することができます。目の前にライチョウが現れたときや美しい雲の流れを撮影したいときなど、好きなタイミングで起動して決定的瞬間を撮影することができます。仮に、同行者とのおもしろい会話を撮り損ねたとしても、Take2の撮影をすれば同じ会話や雰囲気を残すことができて良い思い出になります。
高レベルの防水・防塵仕様で耐久性◎
GoProの防水性は登山でも大活躍します。突然の雨やガスの中でも問題なく撮影が可能です。雷雨の中でテント泊をタイムラプスした場面も残すことができました。一般的なデジタルカメラでは壊れてしまう環境でも全く問題なく使えています。

GoProは完全防水のおかげで、きれいな梓川などの水中映像を撮影することもできました。 精密機械でありながら耐久性は抜群です。すでに4年間使用してきましたが故障することもなく今も現役で使用できており、かなり高い耐久性を保持しています。登山途中の急な雨や砂埃の中で、故障の心配をせずに自分だけの山旅の記録を残してください。


ハンドフリーで映像が撮れる
GoProをショルダー部や頭部にマウントで固定すれば、両手がフリーになるため安全に撮影が可能です。さらに手振れ補正のレベルが高いので、歩行していてもブレにくい満足感のある映像を残すことができます。デジカメやスマホでの撮影では片手が必ずふさがるため、ストックや手袋を一度外す手間がありました。さらに、歩きながらの撮影は足元が見えなくなるためとても危険です。GoProを使えば瞬時に映像を撮れて、足元も注意できるので安全に撮影を楽しむことができます。

タイムラプスであこがれの映像
朝焼けや夕焼けのタイムラプスを撮影することができます。タイムラプスの画質は4K撮影ができるため、鮮明な映像を残すことができました。Youtubeやインスタで投稿されているようなモルゲンロートの映像に成功して大変満足しています。登山道で歩いている光景をタイムラプスで撮影すれば早送りで自分の歩んできた道のりを振り返ることもできます。思い出に残したい一つ一つの場面をいつでも記録ができるGoProの魅力のひとつです。

GoPro HERO 7 Black 気になる点
登山の撮影でおすすめしてきたGoPro HERO 7 Blackですが、気になる点、改善してほしい点をまとめました。
✅バッテリー交換が面倒
✅バッテリーの持ちが悪い
✅撮影中かわかりにくい
✅夜景や強い光に弱い
バッテリー交換が面倒
GoPro 7のバッテリー交換は毎回フレームを外して行う必要があり、とても面倒です。フレーム上部のフックがとても硬くて外すのに一苦労です。連続撮影したいタイミングでバッテリーが切れた時に交換するは非常にストレスを感じていました。

バッテリー交換の課題はすでに改善されており、GoPro 8以降のモデルではフレームがなくなり電池交換は側面から行えるようになりました。バッテリー交換時にマウント固定部を外す必要もないため、新しく購入する方はストレスなくバッテリー交換が可能になります。

バッテリーの持ちが悪い
動画の連続録画(40K60)が約50分しかバッテリーが持たないため、予備バッテリーが複数必要でした。登山ではコースタイムが10時間を超えることも多々ありますが、一つのバッテリーだけでは全く録画時間が足りません。すべての行動時間を録画するわけではありませんが、最低でも合計で3時間録画するためには4つのバッテリー(200分)が必要です。バッテリー残量を計算して録画しないといけないため、節約しないといけないストレスがありました。
一方で、GoPro HERO 8 Blackでは67分、9 Black以降は70分とバッテリーひとつ当たりの録画時間が伸びており、4つあれば約280分(約5時間)の録画ができるようになっています。一日の録画なら十分な時間を確保できるようになり、バッテリー残量の心配がかなり軽減できています。
今撮影中かわかりにくい
GoPro7の撮影中はレンズ横の液晶の表示と左上の赤LEDの点滅です。液晶表示は時間が経つと消えるので、最終的にLEDのチェックしか動画撮影中か判断できません。そうなると、撮影中かを確認するためにレンズ側をのぞき込む必要があります。自撮りしているときはいいのですが、ショルダー部に固定しているときは面倒でした。できれば、スイッチ横で点滅してくれると見やすいのではないかと要望したいですね。

GoPro HERO 9 Black以降は、正面にディスプレイが搭載されており、そのディスプレイ中央上部に撮影中LEDランプが点滅するように改善されていました。確実にモデルが新しくなるたびに課題は解決しています。

夜景や強い光での撮影が弱い
GoPro 7は光の少ない場所では全く何も撮れません。逆に、逆光や強い光の場所では背景が白飛びしてしまうことがあります。せっかくの4Kでもこれではお手上げです。夕暮れの時間帯や快晴の登山ではあまりきれいに撮影できないことがありました。一方で、GoPro HERO 10 Black以降では、画質のクオリティは格段に向上しています。夜の映像もきれいに撮れるようになりました。11 Blackの夜景モードは格段にレベルアップしており、星空のタイムラプスも撮影できます。夜のテント場や星空を録画する機器が一つ増えることは動画撮影の幅を大きく広げることができます。未体験の動画撮影に挑戦してみてください。
GoPro HERO 7 ~ 11までの性能比較
モデル | 11 Black | 10 Black | 9 Black | 8 Black | 7 Black |
動画画質 | 5.3K60 | 5.3K60 | 5K30 | 4K60 | 4K60 |
静止画画質 | 27MP | 23MP (スーパーフォト機能) | 20MP (スーパーフォト機能) | 12MP (スーパーフォト機能) | 12MP (スーパーフォト機能) |
防水性能 | 10m | 10m | 10m | 10m | 10m |
手ブレ補正 | HyperSmooth5.0 | HyperSmooth4.0 | HyperSmooth 3.0 | HyperSmooth 2.0 | HyperSmooth |
バッテリー撮影時間 4K60 | 70分 | 70分 | 70分 | 67分 | 50分 |
前面 ディスプレイ | 〇 | 〇 | 〇 | - | ー |
音声 コントロール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
タッチ ディスプレイ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
タッチズーム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Protune | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi + Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
GPS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
公式サイト 価格 | 55,000円(税込) | 54,000円(税込) | 48,800円(税込) | 35,800円(税込) | 販売終了 |
GoProを今買うならHERO 11 Blackが有力候補!
GoProを今買うなら、2022年最新モデル GoPro HERO 11 Blackがおすすめです。値段は公式サイトで購入すれば定価78,000円のところ、なんと55,000円で購入できます。HERO 7 Blackで不満に感じた課題がすべて改善されている、その圧倒的にレベルアップした点をまとめました。購入を検討している方は圧倒的に成長したGoProの魅力を確認してみてください。
✅走ってもブレない圧倒的な手振れ補正
✅映画のような鮮明画質の撮影が実現!
✅バッテリー性能UPで撮影時間向上
✅タイムラプス×ナイトモードで星空を撮影
✅スローモーション撮影で滝の流れもリアルに捉える
走ってもブレない圧倒的な手ブレ補正
登山の動画撮影で欠かすことのできない機能が手ブレ補正です。当時のカメラの中でも、HERO 7 Blackの手ブレ補正はかなり優秀でした。しかし、登山道を走ったり、段差の多い山道だとどうしてもブレブレになることもありました。HERO 11 Blackの手ブレ補正HyperSmooth5.0の映像は、「ジンバル」を使っているのではないかと思うほどのレベル。走りながらでも、手ブレはほとんどなく滑らかな映像を撮れます。もしHERO11 Blackで撮影すれば、歩きながらの撮影で登山の足跡を思う存分残すことができます。
映画のような鮮明画質の撮影が実現!
登山を続けていると、自分が目にした景色を写真や映像で残したいと強く感じるようになると思います。その思いに応えてくれたのがGoPro HERO 11 Blackです。HERO 11 Blackの画質は5.3K60fpsとアクションカメラでは最高峰の性能を有しており、鮮明な映像を撮影できます。さらに、写真撮影の画質は24.7Mピクセルの性能を有しており、ビデオ映像から簡単に写真を切り出す機能があり、録画映像の中からお気に入り場面を切り出すこともできます。
最近では、スマホカメラも高画質で撮影ができるようになりましたが、バッテリー消費が気になるところ。特に、スマホは緊急電話やGPSなどでも利用するためバッテリーにも気を配る必要があります。もしHERO 11 Blackで撮影していれば、登山で眺めた美しい景色の数々を鮮明な画質で映像と写真に残すことができます。
バッテリー性能UPで撮影時間向上
HERO 11 Blackは、10 Blackと比較してバッテリーが38%も向上しており、70分の動画撮影が可能になりました。私が使用している HERO 7 Blackでは4K映像を撮影しているとバッテリー消耗が早くて約50分しか撮影できませんでした。そのため、バッテリーを4本準備して移動中も充電しながら撮影することもあり、バッテリー消耗を気にして節約するストレスがありました。HERO 11 Blackでバッテリーを4つ持っていれば、合計280分(約5時間)の撮影が可能です。もし、HERO 11 Blackを選ぶと、バッテリー消費の悩みも解決してくれて思いのまま映像を残すことができます。

タイムラプス×ナイトモードで星空撮影
HERO 7 Blackの弱点であった暗闇での撮影。夜になると音声しか残せないという苦い経験がありました。HERO 11 Blackは暗い場所でも問題なく撮影できます。さらに、スタートレイルモードでのタイムラプス撮影では星空の撮影まで可能になっています。
スローモーション撮影で滝の流れもリアルに捉える
HERO 7 Blackでは、撮影できなかったスローモーションが8 Blackから対応するようになりました。さらにHERO 11 Blackのスローモーション映像の進化はさらに進んでおり、高画質の2.7Kのビデオで8倍、4Kでも4倍のスローモーションが可能となっています。登山で目にした滝や川の流れをスローモーションで撮影すれば、水のダイナミックな流れを記録に残すこともできるようになります。
GoPro 登山におすすめのマウント(アクセサリー) 3選
GoProを登山で4年間使ってみて、おすすめのマウントアクセサリーを紹介します。登山で狙った動画を撮影するために、ぜひ検討してみてください。
TELESIN バックパックショルダーストラップクリップ
TELESINはGoProに対応するマウント(アクセサリー)メーカーです。純正品よりも割安ですが機能性を満足させるコスパ重視の商品が多数あります。その中でも、「バックパックショルダーストラップクリップ」は、バックパックのショルダー部にクリップで固定するため両手が完全にフリーになります。
登山で映像を撮影したいのは登っている途中の光景です。自撮り棒だと片手がふさがってしまい登山道では危険が増します。その点、ショルダーストラップクリップは、登山道全体を連続で撮り続けたり、一緒に登る登山者を視界に捉えながらフリーハンドで撮影が可能。
アマゾンレビューの評価は、2,987件 ★4つと利用者の満足度が高いことが伺えます。
唯一気になっていたのが、ショルダーに装着すると角度によって撮影者の顔が少し移ってしまう点。また、ショルダー部が少し傾くと映像も傾いて映像が撮れてしまう点でした。
この課題を解決してくれているのが、最新バージョンの360度回転のモデル。こちらはクリップからカメラまでの距離が離れて装着できるため、顔が映らないようにできます。さらに、ショルダーの角度を気にせずカメラ角度を調整できることも魅力のひとつ。
ハンドフリーで登山中のリアルな動画を撮影したいならショルダークリップマウントを試してみてください。
スリーウェイ三脚
動画を撮影するならやっぱり自撮り棒は欠かせません。稜線をバックに自分が歩く姿を撮影したり、おいしい山ご飯を作る姿を残したい。そんな複数の撮影シーンに対応しているのがスリーウェイ三脚です。

主なメリットはコチラ
①カメラグリップを伸ばして遠目からの自撮りができる
②アームを短くして至近距離での撮影ができる
③三脚として固定した状態で撮影ができる
Amazonレビュー評価★4.3と非常に高い評価を受けています。
登山では荷物を極力減らしておきたいもの。スリーウェイ三脚はコンパクトに折りたためて、サイドポケットに収まるので必要がなければ収納もラクラク。いつでも撮影したいときに取り出して、マウントを付け替えれば自撮りができます。スリーウェイ三脚を使って、自分の好みの動画をぜひ撮影してください!
モバイルバッテリー
GoProは1つのバッテリーで約60分の動画撮影が可能です。4つのバッテリーを準備して置けば、約4時間撮影できます。日帰り登山なら十分な容量ですが、1泊以上の山行では足りなくなります。そこで役立つのが大容量のモバイルバッテリーです。特に、登山でおすすめなのがコンパクトなAnker Power ore 10000 mAh大容量バッテリーです。GoProのバッテリー(1800mAh)なら約5回の充電ができるので、充電不足に悩まされることはかなり減ります。
登山におすすめカメラ GoPro!!
登山の動画でアクションカメラを選ぶならGoProは確かな選択肢になります。HERO 7 Blackを3年間使用して、故障や不具合は一切なく高い耐久性であることがわかりました。GoPro HERO 11 Blackの性能はアウトドアで使用するに十分な性能を有しており、一生に一度の思い出を残すことができます。ぜひ、GoPro HERO 11 Blackを使って、魅力的な登山の動画撮影に挑戦してみてください!
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