登山におすすめ!充電式と乾電池式ヘッドライトの選び方を徹底解説

充電式乾電池式どちらがおすすめ?
ヘッドライトの選ぶポイントが知りたい
おすすめヘッドライトを教えてほしい?

この記事はこのような悩みのある方に向けて書いています。

ナイトハイクテント泊登山を楽しむなら、ヘッドライトは必須の登山ギアです。

登山では、遭難した場合を想定して、ヘッドライトは常に持ち歩く必需品としても重要視されています。

しかし、ヘッドライトには「充電式」と「乾電池式」があり、どちらを買うべきか悩むことはありませんか?

おるおる

この記事では、登山歴11年の私がヘッドライトを選ぶ際のポイントからメリット・デメリットまで徹底レビューしていきます

登山で使用するヘッドライトを選ぶポイントをまとめていますので、購入時の参考になりますよ。

ナイトハイクテント泊挑戦したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んで見てください。

目次

山岳用ヘッドライト選びのポイント 5選

明るさと照射距離

ヘッドライトの明るさは、「ルーメン」という単位で表され、ナイトハイク早朝登山を楽しむなら、【100ルーメン】以上を選ぶのがおすすめです。

また、視認性を高めるために明るさだけでなく照射距離が長く、広範囲を照らせるモデルを選ぶようにしてください。

ただし、夜間のテント場や他人に照射するとまぶしすぎて迷惑になるため注意してください。

引用元:O-Dan

電源タイプ

ヘッドライトには、「充電式」と「乾電池式」の電源タイプがあり、それぞれのメリットとデメリットを把握した上で、自身の登山に合わせて選びます。

充電式と乾電池式のメリット・デメリット一覧

充電式乾電池式
メリット・パワフルな明るさで夜道も快適に歩ける
・ランニングコストがかからない
・予備電池が不要で荷物が軽くなる
・電源環境を選ばない
・電池交換で常に最大の明るさ
・本体コストが安い
デメリット・充電のために設備が必要
・使用時間に限りがある
・バッテリーが劣化する
・持続時間が短い
・ランニングコストが発生する
・予備の乾電池が荷物になる
・電池の液漏れなどで壊れるリスクあり
詳細充電式の特徴をみる乾電池式の特徴をみる

耐水性能

山では天候が急変することがあるため、耐水性の高いヘッドライトを選ぶことがポイントです。

雨や湿気による影響を受けにくいヘッドライトを選べば、万が一の状況にも対応できます。

一般的には、防水性能IPx4以上のものを選ぶのが適しているとされています。

防水性能の規格を目安としてまとめましたので参考にしてください。

防水性能規格の目安

規格防塵性能・防水機能の基準
IPx4濡れた手で触れたり、少々の風雨は問題なし
IPx6風雨の侵入を防ぐ防水性能
IP67防塵+完全防水性能

重量とサイズ

ヘッドライトは頭に装着するため、軽量コンパクトなものが望ましいです。

ヘッドライトは夜間から早朝かけた限られた時間しか使用しないため、大型のものを選ぶ必要は特にありません。

小型ヘッドライトで携帯性が高いものを選ぶのがおすすめします。

操作性と機能

ヘッドライトの操作性は、暗闇の中でも簡単に操作できることが重要です。

複数の明るさモードや点滅モード、赤色ライトなど、多機能なヘッドライトがあり、さまざまなシチュエーションに対応することができます。

ヘッドライトの機能は主に以下3点が挙げられます。

①明るさの切り替え機能

状況に応じて明るさを変える

②点滅・点灯の繰り返し

SOS信号として利用する

③電球色 or 赤色ライト

山小屋内やテント場など明かりを抑える際に活躍する

自身の登山スタイルに合わせて、様々なシチュエーションに適したヘッドライトを選んでみてください。

登山におすすめ 充電式ヘッドライト

登山におすすめの充電式ヘッドライトのメリットデメリットを解説していきます。

メリットデメリット
ランニングコストがかからない
予備電池が不要で荷物が軽くなる
パワフルな明るさ
充電のために設備が必要
使用時間に限りがある
バッテリーが劣化する
出典:O-dan

充電式ヘッドライトのメリット

充電式ヘッドライトのメリットは以下の3点が挙げられます。

  • パワフルな明るさで快適なナイトハイクができる
  • ランニングコストがかからない
  • 予備電池が不要で荷物が軽くなる

パワフルな明るさで快適なナイトハイクができる

充電式ヘッドライトは、乾電池式よりもパワフルな明るさ保てるため、快適なナイトハイクを楽しめます。

充電池は、乾電池より電圧が高くなるため、高照度のモデルが多くなり、選択肢が広がるのもメリットのひとつです。

快適な夜の登山を楽しむためには、100ルーメン以上のもので選んでみてください。

ランニングコストがかからないい

充電式ヘッドライトは、繰り返し充電ができるため、乾電池のランニングコストがかからないメリットがあります。

ベースの価格は、乾電池式と比べると少し高くなりますが、乾電池を入れっぱなしで錆びたりするリスクもないため、コストパフォーマンスが高くなります。

また、乾電池のつけ外しが不要なので、メンテナンスの手間がかかりにくいのも魅力の一つです。

予備電池が不要で荷物が軽くなる

充電式ヘッドライトは、予備乾電池持ち運ばなくてよいため、登山の荷物を軽量化できます。

登山スタイルによってヘッドライトの使用時間を想定できるため、満充電から使用時間がどの程度か把握しておけばより快適な登山が楽しめます。

おるおる

安全に登山を楽しむなら、

充電式ヘッドライトのデメリット

充電式ヘッドライトのデメリットは以下の3点が挙げられます。

  • 充電用の設備が必要
  • 使用時間に限りがある
  • バッテリーの劣化がある

充電用の設備が必要

充電式ヘッドライトは、本体を充電するために、モバイルバッテリーコンセント必要です。

登山スタイルによりますが、ヘッドライトの使用時間を想定してモデルを選べば、2泊3日程度のテント泊では問題ありません。

使用時間に限りがある

充電式ヘッドライトは、バッテリー容量使用時間制限されます。

乾電池であれば、予備の電池を持っていればすぐに復帰しますが、充電式は再充電に時間がかかります。

仮にナイトハイク中にバッテリーが切れると、行動不能になる可能性があります。

登山に出発する前は充電を満タンにして、登山中のバッテリー切れのリスク回避が必要です。

バッテリーの劣化がある

充電式ヘッドライトは、繰り返しの充電回数が一定以上になると、満充電時でも新品の80%以下性能落ちていきます

ただし、一般的に、約300回充電回数保証されていることが多いため、頻繁にナイトハイクするような方でなければ、買い替え頻度が多くなることはなさそうです。

またバッテリーが劣化していれば、バッテリーのみを新品に交換して低コストで使用を続けることもできます。

おるおる

充電式ヘッドライトの使いやすさは登山の快適性を高めてくれます
デメリットを把握したうえで注意すれば特に使用時の問題はありませんよ

登山におすすめ 充電式ヘッドライト3選

「夜間の登山に行く」「軽量なモデルを探している」そんな方におすすめのモデルをまとめました。

気になるヘッドライトをチェックしてみてください。

充電式ヘッドライトおすすめ比較一覧

商品名
写真


Ledlenser H8R

Ledlenser H7R

Petzl(ペツル) アクティック
Amazon ※1
参考価格(税込)
13,480円13,400円6,200円
明るさ600ルーメン600ルーメン※2350ルーメン
照射距離150m200m80m
持続時間10時間4時間2時間
耐水性◎ IP67◎ IP67〇 IPx4(全天候型)
重量158g259g86g
サイズW69×H37×D44W70×H41×D51W13×H4.5×D13
その他特徴高照度、長時間
使用可能
最大 1000ルーメン
照射距離250m
頭上ベルト付で安定性◎
単4アルカリ電池×3
でも使用可能
Amazonへ詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※1 価格はタイミングによって変動します
※2:ブースト 1000ルーメン商社可能
おるおる

Ledlenserは口コミでも高評価の人気ブランドです
迷ったときはH8R基準に検討してみるのがおすすめです

\バランスの良いおすすめヘッドライト H8R/

  • 登山前に充電忘れない
  • 乾電池を併用できるタイプなら、予備の乾電池を持つ

登山におすすめ 乾電池式ヘッドライト

登山におすすめの乾電池式ヘッドライトのメリットデメリットを解説していきます。

メリットデメリット
電源環境を選ばない
電池交換で常に最大の明るさ

本体コストが安いがかからない
充持続時間が短い
ランニングコストが発生する
予備の乾電池が荷物になる

電池液漏れで壊れるリスクあり
出典:O-dan

乾電池式ヘッドライトのメリット

乾電池式ヘッドライトのメリットは以下の3点が挙げられます。

  • 電源環境を選ばない
  • 電池交換で常に最大の明るさが手に入る
  • 初期コストを抑えられる

電源環境を選ばない

乾電池式ヘッドライトは、乾電池さえあればどこでも使用が可能です。

予備のバッテリを複数持っておけば、電池切れが起きてもあわてる必要はありません。

電池交換で常に最大の明るさが手に入る

乾電池式ヘッドライトは、電池残量が少なくなると暗くなりますが、新しい電池に交換すれば常に最大の光を得ることが可能です。

ヘッドライトの使用が必要と判断される登山では、出発前に新しい乾電池に交換しておくようにしましょう。

初期コストを抑えられる

乾電池式ヘッドライトは、充電式ヘッドライトに比べると初期投資を抑えることができます。

登山初心者で、ナイトハイクテント泊での利用は想定していないのであれば、乾電池式ヘッドライトでも十分役割を果たします。

乾電池式ヘッドライトのデメリット

乾電池式ヘッドライトのデメリットは以下の3点が挙げられます。

  • 持続時間が短い
  • ランニングコストが発生する
  • 予備の乾電池が荷物になる
  • 電池の液漏れで壊れるリスクがある

持続時間が短い

乾電池式ヘッドライトは、充電式ヘッドライトに比べると電池の持続時間が短くなりがちです。

長期の登山で使用する場合は、予備の乾電池を複数持っていく必要があります。

また、乾電池式ヘッドライトの持続時間を伸ばすためには、乾電池の本数が多いモデルの選択がおすすめです。

ランニングコストが発生する

乾電池式ヘッドライトを使用するためには、乾電池が必要のため、消耗品としてランニングコストが発生します。

特に、使用していなくても自然放電して電池が使えなくなることがあるため、使用しない期間は電池を外して節約しましょう。

一方で、電池切れになってもすぐに交換できる点は、充電式よりも使用できなくなるリスクは軽減できます。

予備の乾電池が荷物になる

乾電池式ヘッドライトを利用するなら、予備の乾電池を持っていく必要があります。

乾電池は、前回の使用から電池がどれくらい消耗しているか確認できません。

そのため、ナイトハイク中に電池切れになるリスクも伴うため、登山のたびに新しい乾電池を使用するとランニングコスト高くなる可能性があります。

電池の液漏れで壊れるリスクがある

乾電池は長期間使用していないと、電池の液漏れが発生します。

そのため、乾電池を外さずに長期間保管していると、いざ使うときに電池から液漏れが発生し、ばね部分がさびて使えないというリスクが高くなります。

登山が終わったら、乾電池を必ず外して保管するようにしておきましょう。

登山におすすめの乾電池式ヘッドライト

乾電池式ヘッドライトでおすすめのモデルをまとめました。

「短時間しか使わない」、「乾電池交換の方が良い」という方におすすめのモデルです。

乾電池式ヘッドライトおすすめ比較一覧

商品名
写真

PETZL(ペツル) ティカ

Ledlenser H5 Core

LedlenserMH5
Amazon ※1
参考価格(税込)
4,851円7,590円5,291円
明るさ350ルーメン200ルーメン400ルーメン
照射距離70m120m180m
持続時間2時間2時間4時間
耐水性〇 IPx4(全天候型)◎IPx6IP54
重量(約)94g178g94g
サイズW12×H5×D11W70×H41×D51W70×H41×D51
その他特徴単4アルカリ電池×3単3アルカリ電池×2単3アルカリ電池×1
充電式対応可能
Amazonへ詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※1 価格はタイミングによって変動します

乾電池式ヘッドライトは、持続時間に応じて予備の乾電池を持参することを忘れないようにしましょう。

おるおる

登山で軽量は正義です
乾電池と充電式に対応したMHシリーズもおすすめです

\乾電池と充電池の両方使えるMHシリーズ/

ヘッドライト選び 充電式と乾電池式のおすすめは?

充電式と乾電池式のヘッドライトの特徴を理解した上で、このような人に向いていると考えています。

充電式をおすすめできる人
  • ナイトハイクを楽しむ人
  • 明るく照らして安全に登山を楽しみたい人
  • ランニングコストを抑えたい人
  • 予備の乾電池など荷物を軽減したい人
乾電池式をおすすめできる人
  • 初期コストを抑えたい人
  • 充電を忘れそうな人
  • ナイトハイクをあまりしない人
  • 軽量ヘッドライトがほしい人
  • テント場でヘッドライトを使用する人

ヘッドライトの選ぶポイントを参考にして、自身の登山スタイルに適したヘッドライトを選んでください。

まとめ

ヘッドライト選びのポイントは、以下のような点を意識することが大切です。

ヘッドライトには、充電式と乾電池式があり、登山者のスタイルや状況によって選ぶことができます。

充電式と乾電池式のメリット・デメリット一覧

充電式乾電池式
メリット・ランニングコストがかからない
・予備電池が不要で荷物が軽くなる
・パワフルな明るさ
・電源環境を選ばない
・電池交換で常に最大の明るさ
・本体コストが安い
デメリット・充電のために設備が必要
・使用時間に限りがある
・バッテリーが劣化する
・持続時間が短い
・ランニングコストが発生する
・予備の乾電池が荷物になる
・電池の液漏れなどで壊れるリスクあり
詳細充電式ヘッドライトの特徴乾電池式ヘッドライトの特徴

充電式ヘッドライト繰り返し使用でき、長期的なコストパフォーマンスに優れていますが、充電設備が必要という点には注意が必要です。

一方、乾電池式ヘッドライトは、電源環境を選ばず、非常時にも対応可能ですが、電池消耗という継続的なコストが発生します。

どちらを選ぶにせよ、選んだヘッドライトがあなたの登山体験をより安全で、より楽しいものにすることは間違いありません。

「新しいヘッドライトを手に入れて」より快適で安全な登山ライフを楽しんでください。

おすすめ 充電式ヘッドライト まとめ

おすすめ 乾電池式ヘッドライト まとめ

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この記事を書いた人

登山歴11年
北ア・南アルぷスが大好き♪
登山が嫌いな妻と一緒に山を楽しむ挑戦中!
0歳児からの親子登山・60代の親孝行登山も楽しむ
山の魅力やおすすめギアなど情報を発信します

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