登山嫌いな妻と山へ行く 登山歴10年の僕 おるおる
登山初心者 妻 ヨメジと秋山へ!!
登山を初めて3年目の妻は、登山が嫌い・・・(=_=)
僕 おるおる は、一緒に山へ行きたいとお願いするのでいつも付き合ってくれています。
しかし、毎回の登山開始直後は、ヨメジのご機嫌はよくありません。
ブチキレながら登ったことも何度もあります(-_-メ)
僕は何度も登山を趣味にするのをやめて、ヨメジの趣味に合わせようと考えたこともありました。
ヨメジは、こだわりの趣味を持っておらず、それも難しい(◎_◎;)
それなら、ヨメジが登山を好きになる努力を続けてみようと始めた挑戦(; ・`д・´)
登山嫌いな妻が、山を好きになるまでのストーリーを綴って、同じような悩みを持つ方の勇気になればと思います(´っ・ω・)っ
このブログは、こういった人に向けて綴っています。
・「登山嫌いな妻や家族と一緒にアウトドアを楽しみたいけどうまくいかない」
・「アウトドア・登山の楽しみを家族と共有したい」
◇前回のお話
ヨメジとヨメジの初心者家族と挑戦しているのは、北海道 斜里岳 でした(´▽`*)
有名な沢と滝を登るルート、大パノラマの天空散歩を楽しんで、きっとヨメジも登山好きになったはず(*´ω`)
そんな理想はつかの間の夢でした。
下山したときの一言で、はかなく散りました(´・ω・`)

「当分は登山は行かないよ(-“-)!」
そんな斜里岳 登山のお話はコチラです!
これまでの経験をまとめると、登山嫌いな人にやってはいけない登山 BEST3はコチラです(゚Д゚;)
第一位 長すぎる登山 ※6時間以上の山行
第二位 飽きやすい登山 ※単調な樹林帯の登り
第三位 エンターテイメントがない登山 ※山小屋や川がない
◇夏が終わり、再び山へ向かう
斜里岳 登山から、1か月半が経ちました。
僕たちは、ココ 中房温泉 にいま~す(´▽`*)

ヨメジへ夏山登山のご褒美に、買い物に出かけたり、東海オンエアの岡崎聖地巡礼をして楽しんだ 1ヵ月間。
9月のシルバーウィークに、向けてこっそりと山小屋予約をしておきました(‘ω’)
大失敗してきた経験を活かして、今回は様々なイベントを準備していることをヨメジに説明(゚Д゚)ノ
何とか、重い腰を上げて、了承を得ました(*’▽’)
僕 おるおるが 登山にドハマりした山 を目指します!!
中房温泉で一泊したのには理由があります。
ヨメジは、車中泊が嫌いのため、前泊が必要でした。
ただ、早朝に登山口に到着しても、連休の中房温泉は駐車場戦争で敗退する可能性大。
そこで、考案したのが中房温泉でのテント泊でした!!
お風呂もあって、ご飯も食べれるので、ヨメジも何とか了承してくれました(∩´∀`)∩
必死の思いで到着した登山口 中房温泉!!
今回登るは、 北アルプス 燕岳 です。
◇燕岳を行く~今回の山旅計画~
今回のコースはコチラです!
中房温泉 → 燕山荘 → 中房温泉
体力:★★☆ 難易度:★☆☆
合戦沢の頭・燕岳 / おるやま△登山嫌いな妻と山に行くさんの燕岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
■コースタイム
登り:約4時間30分
下り:約3時間30分
北アルプス三大急登 のひとつである合戦尾根を登るコースです!!
燕岳は初心者にオススメとされる山で有名ですが、急登の厳しさは格別です(;´・ω・)
苦労して苦労して登りついた先の絶景は、下界では決してみられない異世界の空間へあなたを導いてくれるでしょう(#^^#)
対象となる山域の山と高原地図はコチラです。
◇登山前泊 ~中房温泉 テント泊~
9月も後半の秋山の夜は冷え込みます。
実は、中房温泉のテント場は寒さ対策がしっかりできている場所なんです(=゚ω゚)ノ

中房温泉の地熱でテント場の地面がほんのりと温かい自然の床暖房付でした(´ω`*)

温泉の影響か、地面が熱い時と冷たい時があり、ある時は寝袋を脱がないと汗だくになり、ある時は寒くて目が覚める不思議な場所です(#^.^#)
朝起きて、ヨメジと地熱の話で盛り上がることができてほんとに良かったです!
◇北アルプス三大急登に挑む
午前4:00起床。

テントを撤収して、荷物を車に運びます。
段取りが悪く、荷物の運び忘れを繰り返した結果。
中房温泉登山口から第一駐車場までの往復 約15分を4往復する羽目に(T_T)
すでに、登山は始まっていました(。-`ω-)
午前5時。
ヨメジは朝ご飯にパンをむしゃむしゃ食べてます(‘ω’)

結局、起きてから早朝に出発したかったですが、一時間経っていました(´・ω・`)
さすがにシルバーウィークということで、ものすごい人人人!!
コロナ渦中ではありましたが、さすがに夏に我慢の時を乗り越えた猛者たちが集っていました(; ・`д・´)
恒例の登山口で撮影です(∩´∀`)∩
無表情のヨメジ・・・(=_=)

大興奮の絶景登山にしゅっぱつで~す!!
今回のヨメジは荷物がいっぱい。

初めて、燕山荘での山小屋泊登山なので、着替えや食べ物がいつもより多めです(゚Д゚)ノ

「ここから4時間か、先が思いやられるわ・・・(-“-)」
登山開始直後、いきなり急登が始まります(゚Д゚;)
前方に、よたよた登る登山者がおられました。
2回もこけそうになって、とっさに手を差し伸べてしまうヨメジ(゚Д゚)ノ

さすがに、滑落するんじゃないかとひやひやしました・・・( ;∀;)
途中で、小さなお子様たちも登っていらして、すごく愛らしかったです(#^^#)
あこがれの光景(´▽`*)

再び、よたよた登山者が、前でよろめきながらゆっくり歩いています(´・_・`)
ひやひやして登っていたので、「そろそろ譲ってほしいなぁ~」っと無言で訴えるヨメジでした(*_*;

道を譲っていただけて良かったのですが、あの登山者は無事に山頂まで来れたのか・・・(゜_゜)
ソロでも体調がすぐれないときは、勇気ある撤退も大事ですね(;´・ω・)
前が開けると速度が増すヨメジ!
その理由は、早く登山を終わらせたい一心!!
ただし、今回はそんな簡単に離されません(‘ω’)

いつもより荷物が重くなっているので、ザックがパンパン(=゚ω゚)ノ
思うようにスピードが乗らないヨメジは、イライラが増してきました(-“-)

「ながっ、飽きた、あと何分(=_=)?!」

「まってまって(゚Д゚;)
まだ登山始まって10分くらいしか経ってないよ(;^ω^)」

「え、そんなもんしか経ってないの(-“-)?!
こんにちわ~~(*´Д`)」
登山開始から10分で、飽きた宣言を受けて戸惑いました(゚Д゚;)

「時間は正直だから・・・
相対性理論だね(´・ω・)」
意味が伝わりづらい言い訳で何とか乗り越えようとする おるおる でした。。。

他の登山者へは、笑顔で挨拶するヨメジは、山のマナーを大事にしています(#^^#)
再び、渋滞に追いついてきました(゚Д゚;)


「飽きた、なんか面白い話して( ̄д ̄)」
きた~~~~(/・ω・)/
ヨメジの面白い話して要望(‘ω’)
非常に難しい課題です・・・。

「なんかないか・・・なんか・・・なんもない(◎_◎;)」
ここでは、ヨメジが髪を短く切った話をして、少し元気を取り戻してくれました(‘ω’)
が、斜里岳に登った話をすると、斜里より荷物が重くなったと怒られました(´・ω・`)
ばれていましたね・・・(=_=)
急な坂を上り続け、第一ベンチをスルー(; ・`д・´)

渋滞が嫌いなヨメジは、休憩よりも追い越しを優先していました(; ・`д・´)
その結果、へとへとになりながらも気づいた時には第二ベンチに到着です(;´・ω・)

ここで、ようやくザックをおろして休憩(*´Д`)
・・・からの、ポケモンGO!!

◇怒りの猛アタック ~合戦小屋を目指して~
小休止を終えて、荷物を一部預かることでヨメジの荷物は軽くなりました(*^^*)
再び登り始めますが、荷物が軽くなったヨメジのペースは上がります(◎_◎;)

機嫌の悪いヨメジの怒りを感じながらも、何とか誤魔化しながら前進を続けます!!

第三ベンチ・・・通過(゚Д゚;)

あ~~~休憩したいなぁ(´・ω・`)
急登は続きますが、徐々に空が見えてくるようになってきました(´▽`*)
天気が良く、秋山は涼しいので何とかヨメジに食らいついて登っていきますよ;つД`)

富士見ベンチ通過(◎_◎;)

いっぱい休憩している人たちを横切って、さらに登り続けるヨメジ(; ・`д・´)
登山は早く終わらせること、渋滞は抜き去ることに注力しているヨメジ。
ベンチには目もくれません(^^♪

徐々に紅葉が始まる標高まで上がってきて、木々の身長も低くなってきました(*´ω`)
紫外線も強くなってきたので、ヨメジに帽子をかぶってもらいます!!

再び渋滞の最後尾に追いつくヨメジ(`・ω・´)ゞ

他の登山者を急かす距離にはいませんが、荷物が軽いため自然と追いついちゃいます。
登山する体力は間違いなくあるんですが、楽しそうでもないんですよね(;´・ω・)
ヨメジによると、

「体力はあるけど、モチベーションはないからなぁ~(;´・ω・)
あと、渋滞嫌いなんだよね・・・(-_-メ)」
だとのことでした。
徐々に、常念岳方面の稜線がみえてきました(∩´∀`)∩

これは、絶景登山の予感(´▽`*)
合戦小屋まで残り10分!!

あと一息で、休憩できる(ノД`)・゜・。
残り5分・・・

コチラの看板、スイカの絵がありました(*’▽’)
ヨメジはスイカが大好物!!
しかし、シルバーウィークに入る一週間前にはスイカの販売は終了してたので、ヨメジには告知済み(゚Д゚;)

「この看板のスイカはないの知ってるんだ~(´・ω・)」
あと5分で山小屋もあり、少しヨメジのご機嫌もよくなってきましたヽ(^o^)丿
スイカはないけど、休憩して何か食べることにしました(*‘ω‘ *)

◇燕岳登山の中間点 ~合戦小屋から尾根へ向かう~
やっとの思いで、合戦小屋に到着です!!

ここでひと休みです(;^ω^)
小屋の売店に並んで、何にするか検討中。

もちろん、今シーズンのスイカはありません。。。

そこで、甘いの大好きなヨメジのために、温かいミルクココアを注文しました(*‘ω‘ *)

温かくておいしいココアです(*^▽^*)
ヨメジのご機嫌も回復傾向!!

看板もって、山男ドーーーン(^^♪

まったり休憩できました(´▽`)
◇燕山荘へ向けて再出発 ~ガッスガス!?~
さて、合戦尾根の最後の急登を登り、稜線歩きへ向かいます!!
って、ちょっとまって~~~~(;゚Д゚)
小屋を出たら、紅葉はきれいなのに、すごくガスってるじゃないですか( ̄д ̄)

まだ午前中なのになぜ~~~~(◎_◎;)

あ~あ~、ど~んどんガスってきましたね(´・_・`)

ようやく、尾根の上にでました(´▽`*)

紅葉はものすごくきれいで、ここから槍や常念岳、後立山連峰まで見えるはずが・・・( ;∀;)
テンションが少し下がる おるおる を励ますために、ヨメジがカメラマンになってくれました(´∀`*)ウフフ


「あと1.3km!?まだまだじゃん!?
やる気なくなってくるなぁ~( ゚Д゚)」

「もうあとちょっとだよ(*´ω`*)
30分もあれば燕山荘に着くし!!」
紅葉はとにかくきれいです(´▽`*)
天気は曇っています(´・_・`)


「まぁ、これだけ曇ってたら、ライチョウさんに会えるかもよ(´ω`*)」
前向きなことばで、落ち込んだ おるおる を励ましてくれるヨメジ(´▽`*)

「確かに、ライチョウさん出てくるかもね(*^▽^*)」
きっと晴れて、ライチョウにも会えるはずと強い期待をして再出発です(´ω`*)

「足痛いないぁ~・・・。まだ?!もう3時間以上歩いてるよ!!」
ここまでの急登で、ヨメジのひざが痛んできました・・・(-_-メ)
高山で息も上がってきて、再びイライラが募るヨメジ(´゚д゚`)

「おるおる~。なんか面白い話して~( ̄д ̄)」
飽きてきたヨメジは、再び面白い話題を出してとの要望です(‘ω’)ノ
すでに話題が切れた僕は、黙々と話題を考えながら登ります(◎_◎;)
急登で、段差も多いので、息も上がって何も思いつかない おるおる(=_=)
ヨメジも怒ってばかりではなく、小さな気づきで自分を励まして登ってくれます(´ω`*)

「だいぶ空が近いね~!
足元に小さくて白いお花?実?があるね。不思議だなぁ(∩´∀`)∩」


「ほんとだね!よし、不思議ちゃんと名づけよう(´▽`*)」
僕も疲れてきて、どんどん会話が適当になってきました(;^ω^)

「あ、山小屋が見えたよ!!」
雲の晴れ間に、燕山荘 が見えました(*´ω`*)


「あ~あれかぁ、ながっ、とおっ、しんどっ!!
ながっ、とおっ、しんどっ!!」
2回、不満を連呼したヨメジ(´・ω・)

「もう見えてるしすぐじゃん!!」

「はぁ!?
見えてるだけじゃん。
まだまだじゃん(-_-メ)」
イライラが再び爆発してきたヨメジですが、前向きな言葉も言ってくれます(´・ω・)

「ハエマツやナナカマドを見て、ここは釧路に似ているなぁ」
もう北海道は山である可能性がでてきました(;^ω^)

おそらく、曇っていて落ち込んでいる僕にこれ以上辛くは当たらないようにしてくれていた気がします(*´Д`)
ガスが晴れる気配はないですが、山小屋までもう一息!!
息も上がって、足も痛いヨメジは、本当に頑張って登ってくれています(´・ω・`)

「お~~~!!見えてるじゃないの!!!」
再び、燕山荘 の姿が見えてきました!!

山小屋が見えてきて、ヨメジも機嫌が少し戻りました(#^^#)
あと一息だ(*´Д`)
◇槍が見えた日 ~燕岳の稜線へ~
ガスの中を最後の登り!!

ようやく、テント場がみえました(´▽`*)

やっとの思いで、稜線に到着です(´▽`*)

「標高高くて、へとへとだ~!白いなぁ(´・ω・`)」
稜線は白く、裏銀座方面も燕岳も雲の中でした(ノД`)・゜・。

さすがに、ここまで登ってきて、白いのは残念でしかないです(´・_・`)
すると、

「お、なんか見えてるよ(´っ・ω・)っ」
ヨメジが山の方角をを指さしてくれたその先には!?


「お、やり見えてんじゃんん(*’▽’)!!!!」
ななな、なんと槍ヶ岳の白いベールが外されていきます(´▽`*)


「あ、やりだ~~~~!!!!
小槍までばっちり!!!!!」
奇跡のような瞬間!!槍が見えてテンション爆上がりの二人(´▽`*)
まるで、白いカーテンが取り除かれるように、頂上に着いた瞬間に晴れました!!

めっちゃきれいやん!!

「やりはやす~~!?」
一度やってみたかった、頭から生えた槍!!


「やりはえた!!」
つばくろ方面もきれいに晴れていきます!

「あれが、つばくろね」


「白い世界が一気に晴れる景色を見て、僕は山にハマったんです!!
ヨメジ、いい顔してるなぁ~~~ヾ(≧▽≦)ノ」

今まで山で見せたことのない 超笑顔なヨメジ がそこにいました(∩´∀`)∩
これぞ、完全優勝です(*^▽^*)

さて、早めにチェックインを済ませます(*’▽’)

まだ、部屋には入れないですが、事前に受付を済ませておきます(´▽`*)
山小屋もテント場も早めに受付すれば、より良い場所を確保できる可能性が高いので必死でした(=゚ω゚)ノ

外に出ると、晴れわたる北アルプスヾ(≧▽≦)ノ
ヨメジと山男とやまおとこの写真(´∀`*)ウフフ

とにかく楽しすぎます!!!
北アルプスの女王は再び、おるおる と ヨメジを 大歓迎してくれました(´∀`*)ウフフ
今回のお話はここまでです。
◇次回の話
次回は、つばくろの登頂編と山小屋一泊編です!
稜線が晴れ渡り、念願だった槍ヶ岳も見えました(*´ω`*)
7年前に僕が山にハマった時と似ていましたが、この日の景色は抜群です(∩´∀`)∩
いよいよ、北アルプスの女王 燕岳 へ向けて 出発!!

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました(´▽`*)
次回も読んで頂けると幸いです(#^^#)
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