【登山嫌いな妻】美ヶ原を駆け抜けた日 ~テント泊 登山 予行演習~

こんにちは。

登山大好き 10年の僕 おるおる です。しかし、妻は登山が嫌いです。

このブログは登山嫌いな妻 ヨメジ や家族と一緒に山やアウトドアを好きになっていく挑戦の物語について書いています。「登山が嫌いな家族と一緒に山に行きたい」「アウトドアが苦手な人と挑戦したい」そんな悩みのある方に向けて失敗談や学びを通して好きになっていくストーリーを綴っています。ぜひ、参考にしてみてください。

登山嫌いな妻と夏山に初めて挑戦してから2年目を迎えました。灼熱の木曽駒ヶ岳では泣かせてしまい、猛暑と恐怖の西穂高独標ではキレさせてしまう。本格的に登山を嫌いになった登山記録はコチラです。

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◇登山嫌いな妻 美ヶ原高原への挑戦!

登山嫌い妻 ヨメジと北八ヶ岳の天狗岳に絶望の挑戦しました。天気はあいにくの雨、山ご飯を食べようとしたら箸を紛失。結果、ヨメジが持っていたので追及すると泣いてしまう事態に…。2度と一緒に登山できない雰囲気の中、黒百合ヒュッテのカップケーキでなんとか機嫌を回復してくれました。そんなハチャメチャな登山記録はコチラです。

前回の失敗を踏まえて、7月の登山計画を再び立てる僕おるおる。6月の八ヶ岳は8時間を超えるロングトレイルになったこともあり、山への抵抗感が大きくなっている状態です。今回の登山ルートはいつも以上に慎重に考えました。ただ、美しい景色や楽しい山小屋などがある場所で登山するためには、日帰りでのコースタイム5時間以内という条件は非常に厳しいです。テント泊や山小屋泊をすることで一日のコースタイムを短くできれば登山を楽しめる幅は大きく広がります。

そこで、今回検討したのは一般のキャンプ場でテント泊をすることを想定した登山計画を立てました。今回は、一日目に短めの登山を行い、その後キャンプ場で1泊すれば登山でのテント泊予行演習になると考えました。ちなみに、ヨメジは子どものころに地元 北海道でキャンプを楽しんでいた思い出があります。「キャンプ場でテント泊がしたい」と伝えたところ、快く了承してくれました。問題は、どの山とキャンプ場を選ぶかです。

今回選ぶ山のポイントはコチラです。

  1. 景色がきれいこと
  2. キャンプ場までの距離が近いこと
  3. スイーツがあること

これらの条件にしっかりマッチしたのが、長野県 「美ヶ原高原」です。美ヶ原高原は八ヶ岳の北部に位置しており、標高2,000mの高原です。天気がよければ北アルプスやヨメジの唯一覚えた山 槍ヶ岳を望むことができます。山頂にはホテルがあり、スイーツがあることも確認できました。

しかし、ぎりぎりの計画だったため、周辺キャンプ場はどこもいっぱいでした。夜は雨の予報が出ていたため、偶然キャンセルが出たキャンプ場「漁礁カオス」を予約することができました。今回選択したルートはコチラです。

【美ヶ原高原】

コースタイム:2h

体力:★☆☆ 難易度:★☆☆

美ヶ原駐車場(P3) → 王ヶ頭山頂(30min) → アルプス展望コース(30min) → 王ヶ頭ホテル(1h)

登山コースマップ

美ヶ原-2019-07-13 / おるやま△登山嫌いな妻と山に行くさんの王ヶ頭(美ヶ原)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

◇登山嫌いな妻 美ヶ原の登山口が違う?!

AM 4:00 起床

コースタイムが2時間と短いこともあり、いつもより遅めの起床です。登山に行くときは、毎回AM3時に起きていたので、少しだけゆっくり起きました。とはいえ、AM4時というのも一般的にはものすごく早起きですが…。

AM 5:00 出発

名古屋から美ヶ原の登山口までは、車で約4時間30分の道のりです。休憩しながら安全運転で向かいました。さすがに、高山よりも遠いので疲れました…。

AM 10:00

駐車場に到着・・・。僕は到着した瞬間に違和感を感じました。。。なんと登山口を間違えていたのです。

本来は「山本小屋ふる里館」から登れば、キャンプ場まで下山後に15分ほどで到着する予定でしたが、反対側の「美ヶ原自然保護センター側」にいました。今さら、移動しても意味がないため、このまま登ることになりました。

おるおる
おるおる

「登山口間違えったわ~」

ヨメジ
ヨメジ

「え?!ここ違うところなの(。´・ω・)?」

おるおる
おるおる

「場所はあってるんだけど、反対側にキャンプ場あったの。」

ヨメジ
ヨメジ

「じゃぁいいじゃん(*´ω`)」

場所を間違えていたことを責められることもなかったので、気分が良くなりました!いよいよ美ヶ原高原の登山開始です!!

◇登山嫌いな妻 美ヶ原高原 山頂を目指す!

AM11:00 登山開始!

駐車場を出て、王ヶ頭ホテルを目指します。駐車場を出るとわき道に入ったところで、準備運動をしていないことを思い出しました。いつも痛くなるひざをぐるぐる回して準備運動します。

ヨメジ
ヨメジ

「ぐるぐるぐるぐるグルコサミン~世田谷育ちのグルコサミン♪

 あ、キノコ(´▽`*)♪」

ヨメジは準備運動しながら歌っていた姿もGoProでばっちり撮影できています。本日の登山ではヨメジのご機嫌よさそうで何よりでした。空は、どんより雲でしたが雨は降らなさそうなので少し安心です。ヨメジの実家がある釧路の天候に似ていて懐かしい様子。頂上を見上げれば王ヶ頭ホテルとたくさんのアンテナが見えました。

小さな子どもを連れたご家族がいらっしゃいました。いつかは僕たちも子どもを連れてここに戻ってきたいと夢が膨らみます。

白樺の木が生えて草原が広がっている姿はまるでアルプスを思い起こさせます。

おるおる
おるおる

「遠くは見えないね。

  手前の牧場と山々が見えるだけ感謝だね。」

気を取り直して登っていきます。本日のヨメジはとても機嫌がよくて踊ってくれました。

ルンルンヨメジ 

テレビ局のアンテナがたくさん立ち並んでいてかっこいい場所。山頂を見上げるヨメジの立つ場所はまるで北海道の景色でした。

登山を開始して 30分ほど経ち、ようやく山頂に到着しました!

おるおる
おるおる

「ここが山頂だよ!いえーい(∩´∀`)∩」

北アルプスの大絶景は…見えません。しかし、うつくしい高原の景色が見れて大満足でした。

ヨメジ
ヨメジ

「もう着いたの!?

 早いね。お昼食べよ~ヾ(≧▽≦)ノ」

今日はコンビニおにぎりでもリッチな「いくら」のおにぎり!前回の八ヶ岳登山で食べてお気に入りになりました。

ウキウキしておにぎりを食べ終わったヨメジに言います。

おるおる
おるおる

「よし、じゃぁ1周グルっと歩いていくよ~!!」

ヨメジ
ヨメジ

「え?!どういうこと!?これで終わりじゃないの(; ・`д・´)

 山頂って言ったよね( ゚Д゚)!?」

おるおる
おるおる

「山頂って言ったけど、ここがゴールじゃなくて1周ハイキングするんだよ!」

ヨメジ
ヨメジ

「え~~終わりだと思ったのに。。。

 ご褒美のいくらおにぎり食べちゃったじゃん”(-“”-)”」

おるおる
おるおる

「そうか!頂上=ゴールじゃない山もあるんだよ(´・_・`)

 気を取り直して、1周してきたらあのホテルでおいしいの食べよ!」

ヨメジ
ヨメジ

「じゃぁいいよ(*´▽`*)」

ご機嫌を取り戻してやる気になってくれたヨメジでした。コースタイムは約2時間ということも機嫌を取り戻せた要因のようです。美ヶ原高原というだけあって、ひろーい大地が広がっていました。

ヨメジが山の景色に感動しない本当の理由が初めてここで気づきました。ヨメジの実家は大自然が広がる北海道の釧路です。ここ美ヶ原と同様の景色をヨメジの実家で目の当たりにしたことを思い出しました。ヨメジは普段から標高2,000m級の高原に匹敵する景色を日常に見てきていたため、これだけの絶景を見ても感動しないのです。

とはいえ、僕は過去の登山で失敗を繰り返したおかげで山の魅力は景色だけではないことを知っています!動物やスイーツなど山には他にも魅力がたくさん。いつか山を好きになってくれる時が来ると期待して登山を続けます!

◇登山嫌いな妻 美ヶ原高原を駆け抜ける 

王ヶ頭ホテルの前を出発してきれいな高原を歩いていきます。高低差もほとんどないので、登山というよりはハイキングといった感じですね。登山道を歩き始めて下り坂になり、気分の乗ってきたヨメジは小走りし始めました。初めて山で走るヨメジを見てテンションの高さがうかがえます!後ろからランニングしてくるお兄さんが颯爽と僕たち追い越していきました。ちらっとお兄さんを見たヨメジはお兄さんと並走しながら走り始めます。

僕も一緒に小走りしながら追いかけていますがお兄さんには引き離されました。ただ、お兄さんを目で追っていると、登山道の先の草原に白い塊がちらほらと見えました。

ヨメジ
ヨメジ

「牛だ~(≧▽≦)」

目を輝かせて歩みは速まります!牧場にたくさんの牛さんがいました。

おるおる
おるおる

「美ヶ原って牛がいるんだね~!全然知らなかったよ。」

さすがは北海道出身のヨメジ!牛と出会えてテンションは爆上げです。景色だけでなく、牧場まであったのでむしろここは北海道ではないかと思いました。

「いちゃいちゃしてる」牛さんを発見!なんだかとてもなごみます。

いちゃいちゃ牛 

周回ルートの折り返しに到着して右折します。10分ほど直進していれば、美ヶ原のシンボル「美しの塔」があったようですが、知らずにスルーしました。次回登った時はここで必ず写真が撮りたいと思ってます!

美しの塔 出典:ぱくそた

アルプス展望ルートと呼ばれる美ヶ原の東側斜面を悠々と歩いてい行くと、さっきまでの牧場とは異なり高度感のある登山道に出ました。少し注意しながら進みます。美しい緑の山々を望めました。

30分ほど歩いていくと、王ヶ頭ホテルのアンテナが再び見えてきました。登山も後半戦に突入していきます。前方にのびのびとくつろいでいる牛さんたちを再び発見。本当に広い牧場でした。

ゆったりくつろがれている茶色い牛さん。とてもかわいいです。

再び登りに差し掛かると高度感のある岩場を発見しました。おなじみのライオンキング撮影スポットです!撮影者が何人もいたため、順番待ちが発生していました。ヨメジに反対側へ回ってもらい、何とか撮影を決行。絶壁でのライオンキングが撮れました!

ヨメジ
ヨメジ

「ほうほう、高いですな(*‘∀‘)」

スリルはありますが特別な一枚が取れて大満足!本当に美しい高原「美ヶ原」に感無量です!!

少し高い場所だったので恐る恐るしたを眺めるヨメジ。

王ヶ頭ホテルとたくさんの鉄塔がまじかに見えてきました。裏側は崖っぷちだったのに驚きです。最後の登りをガンガン進んでいきます。

予定通り登山を開始して約2時間で再び王ヶ頭ホテルに戻ってきました。改めて圧倒的な鉄塔群です。なんか、ビームが出そうな感じ…。

お約束のスイーツを食べるために王ヶ頭ホテルに向かいました。なんと、屋根に燕の巣がたくさんあり、あちこちで子供たちが鳴いていました。とても幸運な場所だと感じます。

曇り空で少し身体は冷えてしまった僕たち2人。ホテルに入ると温かく暖炉の火がついていました。僕たちはここで、寒いにもかかわらずご褒美のソフトクリームと牛乳を注文。

寒さよりおいしさを優先しました。濃厚な牛乳とソフトクリームで大満足なヨメジさん。短い登山でしたが良い思い出になりました。

ヨメジ
ヨメジ

「ウマシウマシ 」

あたたかなお茶も頂けて本当に楽しい時間を過ごせました。ゆったり休憩して駐車場まで残り15分の道を歩き終えま。駐車場を間違えてなければ、15分でキャンプ場「漁礁カオス」に到着するはずが40分かかりました。さらに、初めてのテント泊で雨も降ってくるありさま。アクシデントもありましたが、トータルしてとても楽しい一日になりました。そんな、お気に入りのキャンプ場 レビューはコチラです。

今回のお話はこれでおしまいです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

次回も読んで頂けますと幸いです。

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